岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「自殺したくなったら図書館に行こう」

2006-07-26 22:35:11 | 日本の仲間
このタイトルの講演があると新聞に記事が載っていた。
「あっ」と思った。
そして、そうかと思った。
記事の内容を読まずしておおよその理解をした。
私にはいままで思ってもみなかったことだ。

ご存知がどうか、平日の図書館は定年を迎え、時間を持て余したと
思われる人々の指定席となっている。
新聞から週刊誌、月刊誌の最新号が読めるし冷暖房も完備している。
私も自由業も経験しているので、同じように図書館を利用していた。
しかし私は平日に図書館が過ごすことをネガティブにも感じていた。

例えば、昼間の図書館通いをするくらいならボランティアをしてみたら。
何が行動的なことができないのだろうかと。
確かに図書館は魅力的だが、それを素直に評価できなかった。

ところがこの記事タイトルである。
「自殺したくなったら図書館に行こう」。

そうか、閉じこもり予防としての意義もあるのか。
毎日、高齢者の家庭を回りながらも理解が及ばなかった私は深く恥じる。
この講演はもっと深い内容かもしれないが、私にはこのタイトルだけでも
数万円の参加料の価値があったと感じた。

ありがとうございました。滋賀県の図書館長さん。
機会があればお話を聞かせていただきます。

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