岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

倉敷市藤戸を訪ねてみました。

2014-05-05 09:12:49 | 岡山
自宅のある岡山市から倉敷市藤戸まで20kmだと考えて自転車で行くことにしました。
藤戸といえば、謡曲『藤戸』や藤戸饅頭で有名ですが訪問したことがありません。
天気もよいので出かけることにしました。



途中にある今村宮により旅の安全祈願です。藤がきれいでした。
今村宮は古くから岡山の商人たちの信仰を集める神社です。黒住教の教祖はこの宮司の子だそうです。



旅の安全というと大げさなようですが、岡山市南部は自転車道がないので歩道か車道を走ることになり緊張を強いられます。
吉備サイクリングロードのように整備されればと思います。
また、水田地帯なので水路が多く柵もほとんどありません。
毎年、転落事故が起こっています。
地図を持っていませんが、リュックの中にはGPSを忍ばせています。
いよいよ迷子になったら出動してもらいます。



後で振り返るとこのように進んでいました。
このあたりは広大な干拓地です。戦国時代から始まっています。



緑の濃い部分が丘陵地です。山というほどではありません。
かつてはこの緑の部分が島でした。今の児島半島は、まさに児島でした。
瀬戸の穴海とよばれる岡山平野南部は、今は広大な水田です。
※航空写真の青○は藤戸です。
黄色いマーカーはこのラインより海側が干拓地という意味ですが厳密ではありません。






案内板には干拓したものの上流から水が流れて来なくて苦労した話が書いてあります。
確かに大きな川のない地域もあり大変だったと思います。



水田の水路脇に大きな家がありました。花筵製造をされていたようです。
い草の産地としても有名ですね。





新田開発を指導した武家の墓所が今も整備されています。

農民に慕われていたことがわかります。

まだ藤戸についていません。すいません。


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