まん延防止の実施期間中は、家の近くの馴染みの居酒屋も片肺飛行。
平日は休みで、土日だけ夕方からテイクアウトをするという変則的な運営が続いておりました。
まん延防止が解除されたことで馴染みのお店もようやく本格的に元通りの開店になり、昨日の土曜日に家族で久しぶりにその居酒屋へ行きました。
孫連れという事もあり小上がりを予約して久しぶりの居酒屋料理を堪能しようという企てです。
夕方6時にお店に着くともう店内はほぼ満席、常連さんたちもようやく我慢から解放された喜びに満ち溢れています。
一方お店のスタッフの方は、ご店主の他に見慣れない女性が一人で切り盛りでまあ忙しそう。
注文をしようにも、他のお客さんからの注文がひっきりなしでなかなか声を発するタイミングを見計らうのが難しい。
おまけにこの女性スタッフもまだ新人さんのようで、いろいろと慣れないことばかり。
日本酒を注文したところ後ろで「マスター、船中八策どこですかー?」「冷蔵庫のうえ~」と、まだものがどこにあるかもよくわからない様子。
さらには冷で注文した日本酒は、普通ならマスの中に0.7合くらいのグラスを入れて、お酒を注いでこぼれたところを桝で受けるという提供の仕方だったところを、桝に並々とついでグラスが別に出てきました。
「あれれ、この出し方は違うよ(笑)」と言うと、後からご店主がやってきて「すみません、不手際だったみたいで。今二人でやっているものですからなかなか手が回らなくてすみません」と平謝り。
そう言えば以前にいた学生のアルバイトさんも店が営業を休んでいたことで辞めてしまったのでしょう。
入り口には「急募 アルバイト時給〇〇円」という張り紙が貼られていますがなかなか集まらないのでしょう。
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結局この日は、注文した品もなかなか来なくて料理なしでお酒だけを飲む時間が長くなってしまい、「なんだかあづましくないね(笑)」という形で終了。
お店が閉じてまた開いて、というのではそこで働く人たちの安定性が担保されなくて良い人材も集まりにくいことでしょう。
経済は車がアクセルを吹かせば加速するように簡単には動いてくれません。
一方でコロナの第6波はウィルスが置き換わりつつあり、第7波の声も聞かれます。
コロナウィルスとの付き合い方もそろそろ社会的な折り合いをつけて、感染の防止と経済の安定のバランスを取れるようしっかりと議論してほしいものです。
春らしい春になりますように。