道南方面に年末のあいさつ回りに行きました。
現役の後輩職員さんたちにもたくさん会えて収穫大の旅でした。
ある職場を訪問して、技術系職員の方とよもやま話をしましたが、その方の名刺には「一級土木施工管理技士」と書いてありました。
「公務員だと、技術士を取る人は結構多くいますが、一級土木施工管理技士を取っている方は珍しいですね」というと、「そういうチャンスがあったので取っちゃいました」とのこと。
私も、「今年のはじめに重機の免許を取ったんです」というと、面白がってくれて資格の話でも大いに盛り上がりました。
彼は、「よくよく考えてみると、技術系職員はちょっとハマると資格マニアになる素地がありそうですね」と言って、自分もそういう気質がありそうだ、ということに気が付いた様子。
「そうなんです。重機の免許も、せっかく大型特殊を取ったのなら、建設機械だけじゃもったいなくて、フォークリフトも取っちゃいました。あとは解体も面白そうですよね」
そういうと、「そうなんですか。それは面白いですね。技術系の資格ってなんだかんだ言って似たようなところがあるので、一つを取るとちょっと勉強して類似の資格を取ろうかな、と思うところがありますね」と資格取得に意欲がありそうです。
「でもですね…」「おや、でも…なんですか?」
「いや私、そこまでいけば気象予報士の資格も取ってみようかと本を買って勉強してみたことがあったんです」
「おお、それはまたすごいじゃないですか」
「いやいや、ところが、これが全く歯が立ちませんでした。本を読んでも、何を言っているのかさっぱりわかりません。こればかりは実にお手上げでした。本当にやるなら本気で基礎的なことから勉強しなくてはいけないことが分かり、私は気象予報士は諦めました」
結構な高学歴な方でも気象予報士はハードルが高かったようです。
テレビには若くてきれいな女性が気象予報士として活躍されているのを良く見ますが、実は相当勉強されているのですね。
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私も役に立つか立たないかなどわからないままに、アマチュア無線からダイビング、船の免許などなど取ってみましたが、結果的には使わない資格も多いです。
ただ、資格試験って、記述のペーパーテストと実技テストがよくありますが、試験のために勉強をして、さあこれから試験だ、というときのドキドキって案外嫌いじゃないと思っています。
人生にはたまに、勉強の成果を試されるテストの瞬間があると身が引き締まりますよね。
しかし資格もどうせ取るなら、頭も体も柔軟な若いうちに取ってしまうことをお勧めします。
やっぱり若いというだけで能力は高いですから。