久しぶりにワカサギ釣りに行ってきました。
今シーズンはまだ2回目ですが、特に朝早起きをして移動するということによる体力の消耗が激しいです。
今回は友人と一緒に新しいポイントを攻めてきました。
そろそろダムなどは春の放流に伴って水深が浅くなってくるのですが、この日に行った場所はまだ水深もあり深い釣りが楽しめました。
特に今回はまた新たな試みを二つ加えました。
一つ目は釣り穴を二つ開けて電動リールを二つ使っての両手での釣り。いわばワカサギ釣りにおける「両刀使い」と言えるでしょうか。
ワカサギ釣りのベテランにとっては常識なのですが、私は道具はあるもののやったことがありませんでした。
それは妻の釣りの餌もつけてあげなくてはならないので手間がかかると思っていたから。
しかし両刀使いの友人が「まずはやってみないと始まらないよ」という声に押されて、やってみることにしたものです。
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両刀使いが良いのは、もちろん電動リールを二つ使うことで竿二本分の釣果が期待できる、ということがあるのですが、それ以上に、そのタイミングが絶妙なのでした。
例えば右の竿に反応があってフックしてラインを巻き上げます。
その時に左側の竿にも反応があれば、まずフックしておいて右側のワカサギを釣り上げるのを待ちます。
右が終わって再び穴に仕掛けを落とし込んでから、やおら左側のリールを巻き上げてワカサギを釣り上げることになるのですが、左側に反応があってから少し待つことで針が6つの仕掛けに複数のワカサギがかかる確率が高くなるのです。
始めにかかったワカサギが動くことで、動く餌に反応して周りのワカサギが食いついてくるからなのですが、これで左側のラインを巻き上げてワカサギを釣り上げる最中に今度は右が反応して、それをまた少し置いて…、ということの繰り返しによって、左右で一度に複数の、それも4~5匹のワカサギがかかることが増えてくるのです。
なるほど、これをずっと繰り返すことで一日千匹も釣る猛者が現れるわけです。
自分の餌を替えながら妻の餌も替えてやるという手返しにもだんだん慣れてきて、効率の良い釣りになりました。
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もう一つの試みは、リールの電源を電池からのUSBで取れるようにした電動リールの使用です。
今までは単四電池2本で作動させていたのですが、マキタの充電池にUSBアダプターを付けて電気が取れるようにして、リールの方もその電源が使えるような仕掛けを施すことで電池の心配をせずに済む釣りができるようになりました。
実際電池が少なくなると巻き上げのパワーが落ちてきたりして余計な気を遣うのですが、これなら電池がなくなる心配がありません。
線がついているので何かの拍子に釣り穴の中にリールを落とす心配も少なくなりました。
まず始めにじっくり時間をかけて、両刀使いでの釣り道具を用意してそれからは一定のペースで釣り続ければ結果として一本のリールで釣り続けるよりも良い釣果が得られることがよくわかりました。
上手な友人がたくさん釣っていたわけがこれではっきりとわかりました。
良い道具と入念な準備が肝心なのですね。
今回は200匹オーバーで良い釣りができました。