今回の朱鞠内湖ワカサギ釣行では、偶然にもネット上での知り合いだったワカサギ愛好家と直接お会いすることができました。
いつもワカサギ釣りのブログ記事に豊富な釣り情報を投稿してくださるので感心しながら読んでいた私としては、実に嬉しい出会いでした。
そこで釣れないこちらとしては上級者を目の前にしてつい質問攻めにしてしまいます。
まずは釣り場を決めるときの準備です。
「今日お見かけしたときは、なかなかテントをはらずにずいぶんあたりを探索していたようですが、何があったんですか?私は魚探で魚影のあるポイントを探そうとしたんですが、魚影が見当たらないままに場所を決めてしまいました」
「あはは、見ていたんですね。そうなんです、あまり様子のわからないポイントだったので、まずは入念な下見が大事なんです」
「やはり魚影ですか?」
「いえ、地形を見ていたんです」
「ち、地形ですか?」
「ええ、穴をあけて魚探を入れると水深がわかりますよね。何メートルかずれながら穴をあけて深さを測ってゆくと、急に深くなるところが見つかることがあります。そこは湖のポイントで言うところの『かけ上がり』というところですね。それがわかれば、その深いところを入念に見てみて魚の姿が浮かべばそこが今日のポイントというわけです」
「ははあ、最初から魚の姿を見ているわけではないんですね」
「ええ、ポイントがダメならいくら早く釣り始めて頑張っても釣れませんよね。じっくり時間をかけて良い場所が見つかれば、きっと良い釣りになりますよ」
私も魚探を買ってから、穴の直下に回遊してくる魚の姿が見つかるのがうれしかったのですが、魚探の使い方はそれだけではありませんでした。
魚探で湖底までの水深の変化を見ることで地形の変化を見定めるために使うとは!
まさに『釣りは科学』。我々も少しは釣りになりましたが、これは単なる結果オーライでした。
地形を読んで回遊魚の生態をも理解したうえで場所を決めることが良い釣りのための前提作業なのだとはまさに目からうろこです。
とはいえ、実際には現地についちゃうとすぐに釣りを始めたくてそそくさと穴をあけてテントを張りたくなる自分がいます。
そういう弱さも克服できなければいけないんだな。ああワカサギ道、まだまだ修行が足りんなあ!
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