ちょうど4年前の今日、北海道胆振東部地震が発生し北海道中が停電になるブラックアウトに見舞われました。
その頃自転車で通勤していた私は、朝ホームセンターに並ぶ長蛇の列を眺めながらペダルを漕ぎました。
並んだ客の多くは水や電池や燃料を求めていたとのことで、よもや現代日本で大規模な停電がこれほど長く続くと思っていた人はいなかったでしょう。
かくいう私もこの日には特別な思い出があります。
それは、仕事の関係で本州から監査に訪れていた男性3人組が停電を理由にホテルを追い出されてしまったことです。
あのときには札幌市内でもホテルを追い出された観光客が多かったのではないかと思いますが、皆さん本当にどうしてその日の夜を過ごしたのでしょうか。
それまで会ったこともない3人の男性ですが、仕方なくその日は私の自宅で部屋と布団を提供しました。
その際に一番困ったのがなんといってもスマホの充電です。
翌日の飛行機をキャンセルすることや、苫小牧からのフェリーを予約するなどの手続きは全てスマホで行われたのですが、まずスマホの充電が怪しくなり、また同時に中継基地の電源も怪しくなったのか、繋がる場所探しが大変でした。
結局3人は家に荷物を置きながら充電と通信のために私の車に乗せて家の周りをぐるぐる移動しながらなんとか手続きを終えたのでした。
家の中も電気がないので真っ暗でしたが、キャンプ用のガソリンランタンで明かりを確保。
ただそのために家の中が以上に暑かったのを思い出します。
煮炊きの火はキャンプ道具でなんとかなるのですが、冷蔵庫と冷凍庫が低温を保つことができず不安が増しました。
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あれから4年、その後に買ったのは充電によるポータブル電源と充電池で動く小型の冷蔵庫でした。
ポータブル電源はキャンプでも小型電子機器類の充電用に活躍していますし、小型冷蔵庫もキャンプでは欠かせません。
2月には電源も取れるというハイブリッドの車をオーダーしましたが、半年たっても到着が遅れていてまだ我が家には納車されていません。
水や食料よりも、現代社会におけるライフラインは情報とそれを支える電気であると痛感したのが4年前のブラックアウトでした。
ともすると「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ということへの戒めとしたいものです。
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