私こと、2年前からトヨタのノアというミニバンに乗っているのですが、今の新しい車には大抵自動車会社とのコネクテッドサービスがあります。
車に関する様々な情報がパソコンやスマホで見られるのですが、車載のナビにもそれらが出てきます。
そんななか、自動車に搭載されている安全関係のソフトウェアのアップグレードの案内が来ました。
ソフトウェアをアップグレードすると、①搭載機能の強化、②新規機能の追加、が車の買い替えや部品交換なしで行える、というのがウリです。
今回は商品名が「トヨタセーフティセンス最新化1」というもので、運転支援機能がアップデートされるとのこと。
この商品に盛り込まれている機能その1は「信号のある交差点で右左折する場合、交差点進入時の減速をサポートする」というもので、車が交差点で右左折するときにドライバーがアクセルをオフにしてウィンカーをオンにすると車が自動的に減速を支援してくれるのだそうです。
もちろん交差点に進入するときはドライバーが自分でさらに減速させる必要がありますが、うっかりしているときなどは助かるかもしれません。
次に追加機能その2は「アクセルペダルの踏み間違いで起きる衝突への対応範囲の拡大」です。
現状でも歩行者・自転車・車両に対して低速時の加速を抑制するという機能はあるのですが、アップグレードではさらに①壁を作動対象に加える、ということと、②作動範囲を従来よりも広げる、のだそう。
さらに追加機能その3は「衝突警報やプリクラッシュブレーキの対応シーンをカーブ中や夜間などに拡大する」というもの。
これまでも前の車などへの衝突防止機能はあるのですが、この性能をさらに向上させてより複雑な条件でも発動するようなアップグレードなのだそう。
この三つについては、車載のナビにもお知らせが出ていたのですが、今般あらためてトヨタのサイトで確認をして、これらのアップグレードを購入することにしてネット上で申し込みました。
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まるで新しいアプリをダウンロードすることでスマホやパソコンの機能をアップグレードするのと同じことが自動車でもできるというのが実に興味深い事です。
ただしこのアップグレードは有償で、お値段は税込11,000円。
この契約をもって、次回にエンジンをかけた時にインストールが始まって自動的に機能が追加されることになるのだそう。
売った車をアップグレードするのにいちいち工場へ運んで新たな部品を取り付けたり交換するというのではなく、それがインターネット経由でソフトの世界でできるというのはすごいですね。
中国のEVもコネクテッドなどのサービスでは日本のかなり先を走っていて、日本もそれに負けてはいられないと思うのですが、それにしても車を乗るのにも機能を十分に発揮させるように各種の設定を正しく行うのためには相当勉強しないといけない時代になりました。
何事も勉強を怠るわけにはいかない、「時代についてゆく」という生涯学習がここにもありました。
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