北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

稚内、台風並みの大嵐

2015-10-02 21:33:17 | Weblog

 夜半からの強風で朝は早くから目が覚めました。

 強風に雨がついていることもあって朝は官舎の同僚とタクシー相乗りで通勤しましたが、なんと途中の道路の信号が消えていて交差点では譲り合いながらの通行。まるでサハリンのようです。

 庁舎に到着したもののここもまた停電中で、最低限の照明が着くだけであとは非常用コンセントがいくつかあるだけ。しかも私の部屋には非常用コンセントが配置されていないことも判明。平常時にはシミュレーション仕切れていないことが非常時には明らかになるものです。

 反省材料もいろいろと出たのでこれは次のために活かさなくては。


 停電は稚内市の広域にわたっており、また周辺の自治体でも各所で停電が発生。本島の方の自治体では次第に復旧が進み停電規模が小さくなっており、利尻・礼文でも少しずつ復旧が進んでいるようです。

 職場では朝始業前に幹部と各事業部門の課長等による対策会議を開催して、警戒本部を立ち上げて各自治体へ連絡要員(リエゾン)を派遣することにしました。

 多くの自治体でも対策本部が設置されて、被害状況の把握や住民の避難などの対策に努めています。

 宗谷地域は一日中強い風が吹き続けていて、国道関連では各所で倒木や枝が道路に落ちて交通を阻害していたり、またトラックの横転事故を警察と連携して処理したりと裏方の役割をきっちりこなしました。

 港湾施設ではものすごい波が立っている写真が断続的に送られてきていますが、風が強すぎるために現場の委託職員を詳細確認に送ることができておらず、これは風が少し収まってからの対応になります。

 特に利尻・礼文の役場への派遣や港湾施設の確認は今後の対応になりますが、なにしろフェリーが運航してくれないことには動けません。電話での連絡やりとりをしながら情報収集に努めています。

 情報では留萌管内の日本海側の道路がかなり通行止めを余儀なくされていますが、当宗谷管内はなんとか耐えているところ。明日の朝にも関係者による情報共有会議を開いて体制のありようを決めることにします。

 週末は札幌で学会があって参加する予定でしたが現場の対応最優先です。被害が少なく済むことをひたすら祈ります。
 


【稚内港の嵐】 https://youtu.be/14kBQZUhLjU

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