利尻島には島オリジナルの美味いものが結構あります。どれもなかなかに味わい深いのです。
【ラーメンなら】
まずは沓形港の近くにある味楽さんのラーメン。ここはミシュランの一つ星を取っているラーメン屋さんで利尻昆布の出汁をたっぷりと取っているラーメンスープが特徴です。
一緒に行った同僚と、味噌ラーメン、醤油ラーメンをそれぞれ注文し、分け合って食べ比べてみました。どちらも美味しいのですが、私は醤油の方が昆布の出汁に合うなあという印象でした。
美味しいラーメン屋さんとはいえ、利尻島にあることで「日本で一番行きにくいラーメン屋」とも言われている「味楽」。噂には聞いていましたがやっと来ることができました。利尻島を旅する時はぜひお立ち寄りください。
【飲み物と言えば"ミルピス"】
利尻島のオリジナル飲料と言えばやはり"ミルピス"。原料は牛乳でこれを乳酸発酵させて酸味を出しています。
イメージはカルピスですがカルピスよりも優しい感じ。なんといっても島でしか味わえないというオリジナリティが良いですね。
利尻島へ来たら是非一度飲んでみてください。
【水なら"リシリア"】
昨日はラベルを紹介しましたが、水としての売りは「天然ケイ素水」。天然のケイ素が一リットル当たり12~21mg入っているとのことで、皮膚や爪の健康維持に良いそうですよ。
phは7.7で弱アルカリ性、硬度は14.1で超軟水なのだそう。こちらの水もぜひお試しあれ。
【ホッケの揚げかまぼこ】
オタトマリ沼にあるお土産屋さんのうち、沼に近い方のお店にあるかまぼこですが、ホッケを材料にしてこれに利尻昆布が入っているという利尻らしさが良く出ています。
お店のかあさんと立ち話をしていたら、「今日こんな葉書が来たんですよ」と京都から届いた葉書を見せてくれました。
見ると「ホッケのかまぼこを食べましたが美味しかったので送ってください」という葉書です。
「珍しいですね」「いえいえ、しょっちゅう来るんですよ」
聞けば、先日もある男性数人がこれを試食して「…これでいくか…」なんて相談をしていたのだとか。そのうえで「デパートの北海道展で出品してほしいので5千本出してもらえますか」って言われたのだそう。
「ところがそんなには作れないので半分にしてもらったんですが、その後に原魚のホッケが獲れなくて値上がりしてしまって、儲けなんてありません(笑)」
売られたところでは大人気だったそうで、そういうところで食べた人からの注文連絡が随分来ているようです。
これもまた利尻島の名物と言えるでしょう。
【最後は龜一(かめいち)のふりかけ「利尻っ子」】
オタトマリ沼のもう一軒のお土産屋さんで売られているのが、水産工房「利尻龜一」の「利尻っ子」というふりかけ。イカや昆布を使った利尻名物です。
ご飯の友としてはもちろん、おにぎり、のり巻き、サラダなど和食素材の添え物として大人気。オタトマリ沼は銘菓白い恋人のパッケージの利尻富士が見える観光ポイントでもあるので、こちらへ来たときは龜一のふりかけをお土産にどうぞ。
こうしてみると、利尻島にはオリジナルな食の楽しみが随分ありますね。
ウニやアワビなどの海産物だけではない、利尻島の多様な味を訪ねてみてください。
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