普段振り込みなどには郵貯の口座を利用している私。
ゆうちょダイレクトというスマホアプリで決済をしていたのですが、本人確認のためにスマホにワンタイムパスワードが来てそれを入力するというシステムでした。
それが来月7月からセキュリティを強化するために、ワンタイムパスワードによる送金時認証を廃止するとのこと。
代わりの本人認証は、「ゆうちょ認証アプリ」か有料の「トークン」を手に入れろ、とのことで、無料のゆうちょ認証アプリに移行することにしました。
アプリをダウンロードして指示に従ってインストールしてゆくわけですが、途中にスマホによる写真の撮影と本証明となる運転免許証かマイナカードを求められます。
面白かったのは写真撮影で、スマホの自撮り画面に楕円の枠が出てきて、①そこに顔が合うように距離を調節しろ、続いて②口を開いて「あ」の形にして写真を撮れ、とありました。
すました顔で撮影すると(だまそうとする)写真と区別がつかないという事なのか、「あ」の口をする顔の表情を読み取っているようです。
続いては身分証明書の登録ですが、敢えて運転免許証を使ってみたところ、捜査を進めて行くと「運転免許証をスマホに接するようにしろ」という指示が来ました。
言われたとおりに免許証のカードをスマホにつけると免許証の中に仕込まれているICチップの情報を読み込みました。
続いての指示が「運転免許証交付の際に登録した4桁の番号、2種類を入力しろ」というもの。
私は全てのパスワードを手帳で管理しているので、免許証交付時の2種類の4桁番号も登録してあって無事に入力ができましたが、これって忘れてしまっている人も結構いるのじゃないかな。
皆さん、自分の免許証の4桁の番号2種類なんて覚えているでしょうか。
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…で、結局このアプリを起動する際には再度自分が設定する6桁の番号を入力することが必要になります。
万一スマホが第三者の手に渡った時でもうかつに勝手に開けられないようにするセキュリティですが、ここでもまた新しいパスワードの管理が必要です。
思うに、この手のパスワード管理のやり方って、学校なり地域なりキャリア会社なり、どこかで教育しないと現代社会を生きてゆくのが大変になりそうです。
もちろん生態認証など新しい手法も出てきていますが、私はこのやり方がいまいち信用できません。
指紋登録をしてもそれを読み解けずスマホが開かないということがあったので、まだ技術を信用しきれないのです。
自分が自分であるという証明は、パスワードを知っているかどうかということと同じになってゆくことでしょう。
パスワードを忘れた自分はもはや自分とは認識されない世の中。
自分とは何なのかわからなくなりそうです(笑)。
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