毎年この時期恒例の、友人宅でのスモークサーモンパーティ。
数年前に亡くなった、写真家で釣り人で野遊びリーダーだった残間正之さんと知り合ったことで始めたスモークサーモンでした。
最初は残間さんの勘だけでやっていたスモークづくりも、ソミュール液づくりや温度管理を試行錯誤しながらノウハウを確立していった年月。
スモークづくりの段ボールの形状も毎年工夫を重ねて、一つの形になりました。
スモークする鮭は、仲間が釣ったものを持ち寄っただけで数十匹になったこともあったのですが、今年は非常に釣れなくて、市場でなんとか仕入れてもらった数匹に留まりました。
今年は体の不調を訴えて参加できなかった仲間も多く、参加人数も数人に留まりましたがそれはそれで落ち着いた会になりました。
参加者はお酒や食べ物を持ち寄ることになっていますが、私に期待されているのはいつも蕎麦です。
考えてみたら久しぶりに蕎麦を打って持参しました。
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今回面白かったのは、パーティ宅の友人が釣ったマメイカを一夜干しにしてスモークしてみたこと。
マメイカはヒイカともいいますが、胴体の長さ10センチ程度の小さなイカで、この時期日本海沿いの港などで釣れるイカです。
何しろ体長が小さいので食べるための扱いも細かいのですが、友人は「youtubeを参考にして、イカの内臓とトンビと目を取って開いてみた」と串刺しにして開いたマメイカを見せてくれました。
これを鮭とは別の段ボールの金網に敷き詰めてスモークしてみたところ、一夜干しの柔らかさにスモークの香りがして、なかなか味わえない珍味になりました。
釣りもそうだし、それを使った料理など、楽しいことはなんでもやるのが野遊びの真骨頂。
今年の野遊びの締めでした。
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