北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

利尻島のウニのお話

2016-02-04 23:35:54 | Weblog

 今日は昼から利尻島へ渡りました。今週はちょっと出かける用事が多いのです。

 今日のフェリーは、この季節には珍しいベタなぎでほとんど揺れずに到着しました。

 利尻島では利尻富士町と利尻町を訪ねて、補正予算の説明をしたり地域の情報を収集してきましたが、夜は利尻富士町の町長以下職員の皆さんと意見交換をしてきました。

 ふるさと納税の話になって、「利尻島のウニなんて絶品で有名なんですから、これを返礼品にしてもっとふるさと納税を全国からかき集めたらよいのじゃないですか?」と訊いてみました。

 すると町長は、「いやあ、それもやりたいんだけど最近は獲れなくなってきていて、お返ししすぎると島内での消費に回らなくなるという、全体のバランスが難しいんです」と教えてくれました。

 またさらに、ウニは獲れる日と獲れない日の差によって、値段が結構上下に振れるのだそう。昨日は安くても今日は高いなんてことがあるのだそうですよ。

「…なのでなかなか難しいところがあるんです」


 ふーむ、難しいものですねえ。
 
      ◆ 

「ところで最近は若い人たちにウニ漁師になってもらおうと思って、募集やら勧誘をしているんです」

「へえ、ウニ漁師というと足で櫓をこいでウニを取るんですか?あれは相当難しいでしょう?」

「ははは、足でやるのはさすがに修業を重ねたベテランでないと無理ですね。でも最近はスラスターという小さな船外機を操ってウニ漁をするんです。これなら割と簡単に操作ができるんですよ」


 これも一つの技術革新でしょうか。漁を安全で効率的なものにしなくては、地域でも支えられない時代です。

 頑張って利尻のウニを守ってくださいね。

 

 今日は昼から利尻島へ渡りました。今週はちょっと出かける用事が多いのです。

 今日のフェリーは、この季節には珍しいベタなぎでほとんど揺れずに到着しました。

 利尻島では利尻富士町と利尻町を訪ねて、補正予算の説明をしたり地域の情報を収集してきましたが、夜は利尻富士町の町長以下職員の皆さんと意見交換をしてきました。

 ふるさと納税の話になって、「利尻島のウニなんて絶品で有名なんですから、これを返礼品にしてもっとふるさと納税を全国からかき集めたらよいのじゃないですか?」と訊いてみました。

 すると町長は、「いやあ、それもやりたいんだけど最近は獲れなくなってきていて、お返ししすぎると島内での消費に回らなくなるという、全体のバランスが難しいんです」と教えてくれました。

 またさらに、ウニは獲れる日と獲れない日の差によって、値段が結構上下に振れるのだそう。昨日は安くても今日は高いなんてことがあるのだそうですよ。

「…なのでなかなか難しいところがあるんです」


 ふーむ、難しいものですねえ。
 
      ◆ 

「ところで最近は若い人たちにウニ漁師になってもらおうと思って、募集やら勧誘をしているんです」

「へえ、ウニ漁師というと足で櫓をこいでウニを取るんですか?あれは相当難しいでしょう?」

「ははは、足でやるのはさすがに修業を重ねたベテランでないと無理ですね。でも最近はスラスターという小さな船外機を操ってウニ漁をするんです。これなら割と簡単に操作ができるんですよ」


 これも一つの技術革新でしょうか。漁を安全で効率的なものにしなくては、地域でも支えられない時代です。

 頑張って利尻のウニを守ってくださいね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 僕が「稚内空港に着いた!奇... | トップ | なに?利尻も宗谷も「北見」... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事