ある知人から聞いたお話。
その方は、最近体にガンが見つかって治療を受けているとのこと。
最近はガン細胞を詳しく調べることで、効果のある治療法、あるいはこのガンにはこの治療法は効かないということが、かなり詳細にわかるようになったのだそう。
それでどうやら手術で取り除くことができず、投薬による治療を行うという治療方針が出されました。
投薬は入院せずに通院で二週間に一度で、ガンそのものが小さくなっているかどうかを経過観察して、小さくならないようならば薬を変える形で効果のある薬剤を探しながら治療を進めています。
ところがこの投薬治療、一応保険対象にはなっているのですが、それでも自己負担は毎回十万円弱かかるのだとか。
そして生命保険にも入っていたはずなのですが、ガンだったらいくらという一時金と、入院した際の給付金は出る者の、今回の様な入院せずに投薬で治療をする場合の負担に対しては保険金が出ない契約だ、というのです。
「今だったら外資系の保険会社の保険では、『通院治療』などの幅の広いがん治療に対する補償が充実していますよね。通院治療だって無制限なのから、何年までとか期限が付いているのもある。保険に入っていればなんとかなると思っていましたが、最近は本当に入院させてはくれないようなので、通院治療に対する補償なんかはちゃんと確認しておいた方が良いですよ」とはこの方のアドバイス。
そういえば自分の保険も、入院給付金にばかり目が行っていました。
医療最前線の情報とそこから見える治療の形に対して、生命保険は正しい対策になっているのかどうか。
生命保険は、リスク回避をお金で購入するリスク回避策としっかりと理解して、改めて保険の形を考え直した方が良いかもしれませんね。
お昼休みに生保レディーが職場を回っていませんか?
ただ疎ましく思わずに、会社ごとの商品の違いや自分の条件に合致しているかどうかなどを訊いてみるなど、良く考えることが必要ですね。
これも、自分の健康とリスクを考える生涯学習の一側面です。
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