皆様明けましておめでとうございます。
札幌は今日も大した雪が降らず、穏やかな新年を迎えることができました。
ただ気温が以上に低く、初詣のおみくじを縛り付けるときに手袋を脱いだだけで手が痛くなるほどでした。
これこそまさに北海道方言の"シバレル"であります。
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今年の年末年始は、ハレの日ではあるものの豪勢な料理を作るでもなく、豪華なおせちを取るわけでもなく、あまり日常と変わらずに過ごしました。
今までなら「伝統」とか「歴史」などの重みを感じて、「やっぱりこれだけはやっておこう」と思うような事柄でも、「コロナだし仕方ないや」という言い訳が成立してしまう今日この頃です。
不要不急を止める方向に変わっているのか、止めてしまったことは不要不急だったと思うようになっているのか、言葉遊びのようではありますが、なんだか世間の風向きが変わりつつあります。
よく言えば、伝統や歴史と言われて非効率なことも我慢していたのが、我慢しなくてもいいんだ、と開き直ることができている過程なのかもしれない、ということ。
今までなら踏ん切りのつかなかったことを変えるチャンスだと思えば、思い切って日常に変化をもたらすのも良いように思います。
変化を嫌うのは、脳の「現状維持バイアス」なんだそう。
(今が安全なのに、どうして危ないかもしれない変化をもたらそうとするの?そんなの止めようよ)と考える頑なな脳こそが、変化させない障壁になっているというのです。
それを理解したうえで、簡単には脳のこだわりに負けない自分でありたいものです。
今年も思い立ったことはまずやってみようの精神で臨みたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
写真は長野県大町市の市野屋商店の干支新酒のラベル。今年は丑年なので「牛」という漢字が描かれています。
まずは一杯どうぞ。
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