北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

躓いて気がついたこと

2023-05-14 23:31:29 | 健康

 昨日、毎週土曜日の介護スクールに通うためにバスを降りて街中を歩いていたときのことです。

 突然何かを蹴飛ばしたように、左足のつま先に異常な痛みを感じました。

「痛ーーーっ」

 見ても蹴飛ばされたような石などはありません。

 しかしよくよく見ると…、なんと歩道のインターロッキングのブロック一つが以上に突出しています。

 その段差の高さは1.5㎝以上あって、躓くのも仕方がないといえる高さでしょう。

 しかも運悪くつま先が柔らかいソフトな靴を履いていたので、衝撃が指に非常に強く加わりました。

 施工したときにこれでOKを出したとは思われないのですが、よくよく見るとブロックの一角を削った跡も見受けられ、高くなっていることに気がついて削ろうとしたのかもしれません。

 恐らくは使っているうちに飛び出してきたのかもしれませんが、道路管理の水準から言えば、これで怪我をしていたら管理瑕疵を問われかねない現状だと思った次第。

 幸いなことに数分その場で我慢していたらやがて痛みも引いて大けがではなかったようです。

 
 よりによって広い歩道のたった一個だけ飛び出していたブロックに足をぶつけるというのも運のない話ではあります。

 しかし同時に、じぶんがそれだけ"すり足"で歩いていたのか、という事にも気がつきました。

 いま介護を勉強している中で、歳を取ると歩行の際に足が上がらなくなり歩幅も狭くなるという話を聞かされていたところです。

 まさに、これこそ気がつかないうちに老化が足からひたひたと近寄ってきている証拠ではありませんか!

 道路管理にいちゃもんをつけるのは、それはそれで次の歩行者に対する注意喚起として必要かもしれませんが、同時におかげで自分自身の老化現象にも気がつきました。

 それからは少し気を張って歩行のスピードもできるだけ早くし、足先を上げてすり足にならないように気をつけながら歩いています。

 日頃の生活では、体も脳もついつい楽な方へ変化しがちです。

 通気ルートが毎日全く変わらない、通うお店がいつも同じ、生活に変化を嫌うようになる…、なども脳が衰えて考えることを避けようとしている老化現象の一種だと思われます。

 自分の老化や衰えに、ふとした出来事からできるだけ気がついて、日常を変えるように努力してみましょう。

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