北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

食の格差

2010-02-08 23:15:01 | Weblog
 格差社会と言うことが言われるようになりました。

 格差が生じる結果人々に階層が生じ、食事の内容も変わってくるのだとか。食べる事を含めた生活への意欲が問題なんだと言いますが…。

---------- 【ここから引用】 ----------
【プレジデント・ロイター】三浦 展-下流ほど太る原因は「海草格差!」にあり プレジデント 2009年6.29号

 下流の人たちは働くことだけでなく、「生きること」への意欲が低いというのが、私の持論だ。一言でいえば、彼らは「面倒くさがり」。

 http://president.jp.reuters.com/article/2010/02/06/0407BA16-0CAF-11DF-9EE9-84113F99CD51.php



「貧乏人は食うモノも食えないから骨と皮だけ」というのは昔の話。いまは所得の低い人ほど肥満しているという事実を描いた『貧困肥満-新格差社会の到来』を上梓した。日本も世界的な経済危機の影響を受け、階層格差はますます広がっている。それに伴い、下流の体重も増加の一途を辿っているのは間違いない。

 なぜ下流ほど太るのか。原因として考えられるのは、ファストフードやコンビニ食などの食べ物には原価を安く抑えるため、安いパーム油や高果糖コーンシロップという甘味料が使われているからだが、これが肥満を誘発するのである。

 さらに下流の人たちは働くことだけでなく、「生きること」への意欲が低いというのが、私の持論だ。一言でいえば、彼らは「面倒くさがり」。だから運動も嫌いだし、自分で料理をしなくてすむインスタントやレトルト食品をよく食べる。私の調査では、彼らはおにぎりやスナック菓子など、インターネットやゲームをしながら片手で食べられるようなものを好む。つまり箸やフォークのような道具を使うことすら、面倒くさいのである。


 いまの社会は、人任せにする部分が多ければ多いほど太る。歩かないで車に乗るとか、自分で料理せずに出来合いのものを食べていると、どんどん太っていく。

 下流に転落するのがイヤなら、自分の「弁当男子」を見習い、メタボ父さんも台所に手を動かして、手間暇かけた生活をすることだ。たとえば下流の人たちが好む食物は、食品としての原型をとどめていない。そのいい例が冷凍のハンバーグやギョーザだ。

 しかし自分で肉や野菜など食品の原型を買ってきてハンバーグをつくれば、怪しげな添加物の入るスキはない。それを人任せにしていると、安い材料でも味にコクを出すことができる人工甘味料や油がたっぷり入ったハイカロリーのハンバーグを食べるはめになる。

 また私の別の調査によれば、勉強の好き嫌いと食生活にはかなり相関がある。この傾向は、特に女性に顕著に表れる。勉強が嫌いな女性は、「よく食べるものは何ですか」という問いに対して「カップ麺」「ハンバーガー」「フライドポテト」などと答える。ところが勉強好きな女性は、「野菜」「豆腐」「果物」「納豆」「海草」などを挙げる。これこそ、階層格差ならぬ「海草格差」なのだ。

(・・・以下略・・・)

---------- 【引用ここまで】 ----------

 料理って確かに創造性をかき立てますし、意欲が湧かないと作れません。意欲が湧かないと外食や出来合いのもので済ませてしまいがちですが、悲しいかな私の場合はそれほど外食にお金を掛けられないこともあって自炊が多くなります。

 しかし意欲が薄れると、美味しいものを食べたい食欲という原始的な欲求すら鈍くなってしまうのでしょうか。

 五感は鍛えないとだんだんものの違いが分からなくなってしまいます。良い音楽を聴いて、良い絵を鑑賞することで、聴覚や視覚が鍛えられますが、刺激を与えて一番鍛えられるのは脳でしょう。

 脳を鍛えて意欲を出し続けられなくなると、だんだん物事がどうでも良くなってしまうのでしょうか。

 先日、東京でも有名な中華料理やさんで食べた麻婆豆腐がとても美味しかったので、これを再現しようと、二日連続で麻婆豆腐を作って食べました。花椒という中国山椒がぴりりと効いて辛かったのですが、次第に上手になってきました。 

 「人任せにするな」ですか。自分が主体的に自分をコントロールすることですね。
 
コメント
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