事前の服装問題で話題となった國母選手のスノーボードが終わりました。
残念ながら決勝で大技を決めた後に転倒で点数が伸びず、結局は8位に終わりました。
話題にならないよりはなった方が良いと思いますが皆さんはどう感じたでしょう。
---------- 【ここから引用】 ----------
【スノボ】壁にはね返された日本勢、大技習得に時間不足 2010.2.18 13:36
http://sankei.jp.msn.com/vancouver2010/news/100218/oaf1002181337024-n1.htm
トリノ五輪に続き、またも日本男子HP陣が世界の壁にはね返された。
一番の敗因は、技術の進化についていけなかったことにある。昨夏にショーン・ホワイト(米国)が、回転軸をななめにして横3回転するダブルコークを披露し、五輪シーズンに技術レベルを一気に引き上げた。
日本勢は高いジャンプからの横回転技で勝負してきた。ダブルコークを習得するには巨大なHPと飛び出した選手を保護するエアマットが必要だったが、日本にはその環境がなかった。
欧米勢は昨夏以降に恵まれた環境のもとで習得に励み、大技を身につけた。日本は米国合宿などを重ねたが、五輪までに大技を実戦で使えるレベルに達したのは国母だけだった。
日本代表の萩原文和監督は「もう1シーズン早くダブルコークが出始めていれば、日本は練習環境の整備を含めて対策を練れた。時間が足りなかった」と話した。(共同)
---------- 【引用ここまで】 ----------
「もう1シーズン早く出ていれば追いつけた・・・」
この言い方ってあまり好きではありません。人の技を習得して追いつく時間があれば
凌駕できたというのでしょうか。
それよりは、人が真似できない技を編み出して、他の選手が習得できるようになる前に金メダルをかっさらった選手のほうがずっと立派なはず。
オリジナルな技を【発明】して先行利得を得るという作戦。これこそ名誉な勝ち方のように思えます。
夏のオリンピックの体操競技には、最初に新しい組み合わせ技を申請して成功すればその人の名前がつくというルールがあります。日本だって平行棒のモリスエという技やムーンサルトはツカハラと呼ばれています。
技術的に追いつくこともありますが、次回に向けて全く新しい新機軸の技を生み出すくらいの創造力に期待したいものです。
※ ※ ※ ※
でも服装のだらしなさで変な話題になった国母君、随分いろいろ言われましたが、日本の歴史の中でも、異風を好み、派手な身なりをして、常識を逸脱した行動に走る者たちのことを歌舞伎者と呼びました。
それらの多くは秩序を重んじる体制に取り締まられましたが、その美意識は歌舞伎という芸術として昇華したわけ。
「変な服装はダメだ」という主流派がいるからこその非主流派であるはずで、私もやはり服装はちゃんとしたほうが良い、という秩序重視派としての思いが強いです。
でもだからこそそれに打ち勝って常識的ではない変な格好を認めさせる強さがあっても良いと思うのです。怒られても文句を言われても、実力でそれを認めさせていつしか文化に昇格させるそんな強さを認めたいと思います。
しかし予選の滑りでその技術は世界ランカーだということがよくわかりました。あとは最後にほんのわずかな運が足りなかったのでしょうか。
胸を張って帰ってきてほしいと思います。お疲れ様でした。
残念ながら決勝で大技を決めた後に転倒で点数が伸びず、結局は8位に終わりました。
話題にならないよりはなった方が良いと思いますが皆さんはどう感じたでしょう。
---------- 【ここから引用】 ----------
【スノボ】壁にはね返された日本勢、大技習得に時間不足 2010.2.18 13:36
http://sankei.jp.msn.com/vancouver2010/news/100218/oaf1002181337024-n1.htm
トリノ五輪に続き、またも日本男子HP陣が世界の壁にはね返された。
一番の敗因は、技術の進化についていけなかったことにある。昨夏にショーン・ホワイト(米国)が、回転軸をななめにして横3回転するダブルコークを披露し、五輪シーズンに技術レベルを一気に引き上げた。
日本勢は高いジャンプからの横回転技で勝負してきた。ダブルコークを習得するには巨大なHPと飛び出した選手を保護するエアマットが必要だったが、日本にはその環境がなかった。
欧米勢は昨夏以降に恵まれた環境のもとで習得に励み、大技を身につけた。日本は米国合宿などを重ねたが、五輪までに大技を実戦で使えるレベルに達したのは国母だけだった。
日本代表の萩原文和監督は「もう1シーズン早くダブルコークが出始めていれば、日本は練習環境の整備を含めて対策を練れた。時間が足りなかった」と話した。(共同)
---------- 【引用ここまで】 ----------
「もう1シーズン早く出ていれば追いつけた・・・」
この言い方ってあまり好きではありません。人の技を習得して追いつく時間があれば
凌駕できたというのでしょうか。
それよりは、人が真似できない技を編み出して、他の選手が習得できるようになる前に金メダルをかっさらった選手のほうがずっと立派なはず。
オリジナルな技を【発明】して先行利得を得るという作戦。これこそ名誉な勝ち方のように思えます。
夏のオリンピックの体操競技には、最初に新しい組み合わせ技を申請して成功すればその人の名前がつくというルールがあります。日本だって平行棒のモリスエという技やムーンサルトはツカハラと呼ばれています。
技術的に追いつくこともありますが、次回に向けて全く新しい新機軸の技を生み出すくらいの創造力に期待したいものです。
※ ※ ※ ※
でも服装のだらしなさで変な話題になった国母君、随分いろいろ言われましたが、日本の歴史の中でも、異風を好み、派手な身なりをして、常識を逸脱した行動に走る者たちのことを歌舞伎者と呼びました。
それらの多くは秩序を重んじる体制に取り締まられましたが、その美意識は歌舞伎という芸術として昇華したわけ。
「変な服装はダメだ」という主流派がいるからこその非主流派であるはずで、私もやはり服装はちゃんとしたほうが良い、という秩序重視派としての思いが強いです。
でもだからこそそれに打ち勝って常識的ではない変な格好を認めさせる強さがあっても良いと思うのです。怒られても文句を言われても、実力でそれを認めさせていつしか文化に昇格させるそんな強さを認めたいと思います。
しかし予選の滑りでその技術は世界ランカーだということがよくわかりました。あとは最後にほんのわずかな運が足りなかったのでしょうか。
胸を張って帰ってきてほしいと思います。お疲れ様でした。