北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

まためまいが…

2022-09-16 23:26:40 | 健康

 

 お昼過ぎから(なんだか頭がくらくらするなあ)と感じ始めていたのが、時間が経つにつれてめまいに変わってゆきました。

 2カ月前にも旅行先で朝からめまいに襲われて半日動けなかったのですが、そのときと似た症状です。

 前回は週末の旅行先ということで病院にもかかれなかったのですが、今回は先日受信したかかりつけの耳鼻咽喉科を頼って、午後早退をして病院へと向かいました。

 職場を出たところでタクシーを捕まえたころにはもうまともには立っていられなくて、タクシーに乗るや否や行き先を告げて横になる始末。

 病院の駐車場で下ろしてもらった頃には吐き気も覚えて、階段を上がるのにちょっと休みました。

 
 ドクターは、「以前にもめまいに襲われていますもんね」と言いながら、「じゃあちょっとちぇっくしましょう」と指を目で追うように言うと右、左、上、下と指を動かします。

 くらくらするので目で追うのがしんどい感じ。


 続いてちょっと離れたところへ連れていかれて、「大変かもしれませんが、看護師が支えていますから、目をつぶってその場で30秒足踏みをしてください」と言われました。

 言われたままに目をつぶって足踏みをしましたが、「はい、結構です」と言われて目を開けるとなんと最初の向きから90度右を向いていました。

 ドクターの診断は「典型的な耳の神経のバランスが崩れている形ですね」とのこと。

 とりあえず薬を処方してもらって、その後は妻に迎えに来てもらってなんとか家までたどり着きました。

 
 前回のめまいは強烈だったものの半日ほど休んでいれば症状は改善したのですが、今回も薬を飲んで夜になる頃にはだいぶ症状が収まってきました。

 それにしても、肥満だとか運動不足だとか食生活だとか、自分の意思でコントロールできる健康なら良いけれど、自分のいろいろな部位が突然不調になるのは鍛えたりコントロールしたりができず大変です。

 今回はちゃんとドクターに診てもらえて症状を訴えることができたのでまだ良かった。

 これからは病気や体の不調と真面目に取り組んでいかないといけませんね。

 とりあえずキーボードが打てるくらいには復活しましたわ。ふー

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

焼酎の3Mなんて知らなかった

2022-09-15 22:29:11 | Weblog

 

 ちょっとした会合で指定された居酒屋さん。

 ちょっと洒落た感じで雰囲気は良い。

 用意されたお料理はコースで飲み放題付き。

「こちらのメニューから選べます」と示された和紙の綴りには日本各地の銘柄種の他に焼酎の銘柄も書かれていました。

 それをパラパラ見ていた同席者が「おお、魔王がある!」と声を上げました。

 芋焼酎の中でも非常に人気があって値段にすると相当お高いと聞きますが、そんな銘柄焼酎がなんと飲み放題で選べるようになっていました。

 ところが「じゃ僕は魔王のロック」と注文しようとすると「すみません、魔王は切らせていまして…」と開店早々の時間なのにないとのこと。

「なんとー、残念!」

 するとメニューを横から見ていたメンバーのもう一人が「でも"村尾"があるじゃないか!村尾はあるの?」
「はい、こちらはございます」
「じゃあ僕は村尾のロックで」

 "村尾"という名の焼酎に驚くと同時に喜んでいます。

「村尾って有名なんですか?」
「焼酎の3Mって知ってますか?」

 村尾を注文した彼は「焼酎の3M」と言いました。

「知りません」

 すると彼は「芋焼酎にはMの頭文字で始まる三つの銘柄があるんです。それは"魔王"と"森伊蔵"、そして"村尾"というわけです。魔王は残念でしたが、村尾も飲み放題に入っているなんてなかなかですよ」と教えてくれました。

 魔王と森伊蔵はなんとなく知っていましたが村尾という銘柄は全く知りませんでした。

 私も調子に乗って村尾をストレートで頼んでみましたが、確かにそれなりに美味しい焼酎でした。

 とはいえ舌の鈍感な私のこと、目をつぶって飲んだら芋焼酎かどうかもわからないかもしれませんが(笑)。

 "焼酎の3M"なんて初めて知りました。

 次はせめて魔王と飲み比べてみたいものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

発言は手を挙げて ~ 子供の時はできたのに

2022-09-14 23:12:36 | Weblog

 

 先日依頼を受けていたある研修の講師を務めました。

 受講生は約50名ほどだったのですが、会場に一堂に会するのではなくwebでのリモートでの開催。

 直前までは「会場で対面で行いたい」と言われていたのですが、ここへきてのコロナ第7波を受けての変更だったそうです。

 講義は対面とリモートではこちらのやり様も変わります。

 対面であればなんとなく前を向いていれば格好がつくのですが、リモートではカメラを向かないと受講生から見ると「自分たちを見て話していない」と感じます。

 しかしカメラの方向を向くとパワーポイントのスライドが見えにくく、スライドを見ると視線がずれるというもどかしさがあります。

 また受講生たちがどんなノリで聴いてくれているのかもぱっと見たところではわかりません。

 聴衆との対話とノリが感じられないのはなんだか手探りでやっている感じがします。

 
 ただ逆にリモートでのメリットもあります。

 それは会場に集めるときよりも質問や発言がしやすいということ。

 とくにチャット機能を使えば皆の前で見られながら発言するよりはずっと多くの人が打ちこみで意見を伝えてくれます。

 今回も担当者の方に「他の講師の方はどうしていますか?」と訊くと、「ある方は節目節目で『では2分間で皆さんの意見を打ちこんでください』と意見聴取の時間を取っていました」とのこと。

「あ、なあるほど。じゃあ僕もそれでいってみようかな」ということで、急きょ話の途中で画面に向かって質問をして、2分間での回答を募りました。

 実際やってみると、50人全員からの回答という事にはなりませんでしたが、半分以上の方から回答があり、それぞれにバラエティ溢れる答えで大いに参考になりました。


      ◆


 講義を終えてから担当者との意見交換で私から一つの提案を行いました。

「もし次に対面で行うのだったら、各自パソコンを持ってきてもらって会場でネットに繋ぐという事ができないでしょうか。私のスライド説明は会場でも手元の画面上でも観られるようにして、しかも今回のような意見聴取は手を上げさせて声を出すのではなく、会場の自席のパソコンからチャットで答えるというというやり方はどうでしょう」

 本来ならば会場で手を挙げて発言を求めたいところですが、その勇気が引き出せないのなら答えだけでもチャットで集めるという事はどうか、という提案です。

「うーん、ちょっと次回に向けて検討してみますね」とは言ってくれたもののどうなるでしょう。

 もっとも、受講生もそれなりの人たちなので本来は大勢の前でも手を挙げて欲しいなあ、とは思うのですが。

 対面とリモートの良さを融合して新しい時代の講義の在り方を模索してみたいものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北海道にも数少ない石炭露天掘り現場 ~ 砂子炭鉱視察でエネルギー確保の大変さを思う

2022-09-13 22:59:43 | Weblog


【by googlemap】

 一般社団法人日本建設機械施工協会主催の現地見学会に参加して、三笠氏の石炭露天掘りを行っている砂子炭鉱を見学しました。

 以前から北海道には何か所か石炭の露天掘りが残っているとは聞いていたのですが、実際に現場を見るのは今日が初めてです。

 石炭の露天掘りというと、映像としてはオーストラリアでものすごく広い荒野で巨大な重機が平らな土地をガンガン削ってゆくというようなシーンがあったことを思い出します。

 しかしここ北海道での露天掘りはそういうものとはかなり様相が違いました。

 炭鉱の場所は三笠市から富良野に抜ける道道116号線を桂沢湖へ行く途中で北へ入った山の中です。

 見学会は25人が参加して大型バスで向かったのですが、炭鉱の現場は大型バスでは入れないとのことで、炭鉱を経営する砂子組さんの車に分乗して現地へ向かいました。

 現場が近づいてくると始めは沢沿いの道が急な斜面のつづら折りに変わります。

 そして出てきたのは長大な斜面の周りを巨大な重機が動き回る広大な現場でした。

 初めに基礎知識として理解しておきたいのは、炭鉱の炭層というのは石炭の部分と石炭ではない岩の層が交互に重なっているという事。

 そのため岩の層を崩して石炭層を露出させるためには岩はどこか別な場所に一時退席しておいて、炭層の部分を露出させてこれを掘り取るのが露天掘りというわけです。

 ただこの手の石炭層はしばしば地層全体が斜めになっていたりもします。

 ここ三笠の砂子炭鉱も東側から西側に深くなるような地層になっているのだそう。

 そのため土を水平に掘り下げてゆくと、敷地の東側でまず炭層が現れてきます。

 そこで石炭を掘りながら西側の部分を次第に掘り下げて行き順番により深い石炭層を掘り崩してゆきます。

 さらに地層を掘り下げると次には数メートル下に次の炭層が現れてくるのですが、これをまた上と同様に西側へと深く掘り進んで石炭を算出し、これを炭層ごとに繰り返します。

 こちらでは全部で5つの炭層を掘るのだそうですが、下へ行くほど地層の密度によって良質の石炭が採れるそう。

 石炭を採掘するためにはその何倍もの石炭ではない岩を削っては動かすのですからなかなかに大変です。

 こちらでは全体の敷地を5工区に分けて今はその最後の5工区めで採掘をしているそう。

 聞けばあと4年ほどで掘り下げる限界になるので採掘はそこで終了。

 併せて、こちらの石炭で発電をしている北海道電力砂川火力発電所も老朽化を見越して2027年3月で廃止を予定しているとのことです。

 この背景には発電時のCO2排出が問題となる石炭火発への風当たりの強さもあるようですが、ウクライナ問題で露呈した我が国のエネルギーの海外依存度の強さを考えると、国内で算出できる安価なエネルギー源としての石炭は結構重要な資源です。

 最近は石炭火力発電でも、石炭を燃焼させて作る蒸気を従来よりもさらに高温、高圧にして発電する『超々臨界圧発電方式(USC)』と呼ばれる技術が確立しています。

 これによれば、熱効率が高いため従来に比べて燃料使用量が少なくてすみ、世界の石炭火力発電によるCO2排出量を大幅に削減できることも期待されます。

 エネルギー源は、多様な場所から多様な形でしかも安定的で安価に使えるという事が求められるので、石炭はそういう面では有望な資源です。

 北海道には約100億トンの石炭の埋蔵量があると推定されているそうですが、明治以来これまで北海道で採掘された石炭はまだ9億トンにとどまっていると聞いてびっくり。

 もう掘りつくしてしまって終わるのかと思いきや、まだまだ余力がある資源。

 まあ未来のために取っておくという選択もあるのかもしれませんが。

 
     ◆


 こちらの現場は国有林の土地を借り受けて石炭の採掘許可を受けているそうで、採掘が終わったところは埋め戻して緑化をする義務を負うています。

 既に1、2工区は埋め戻されて白樺やハンノキなどの植樹も行われて緑化復元工事がなされていました。

 石炭も掘るだけではなくその後の始末まで責任を持つのですから大変です。

 エネルギーをもっと大切に使わなくてはいけないな、という思いに至る大変な現場でした。


 
 見学会の最後には石炭層を砕くための発破の様子も見せてもらいました。

 目の前の爆発よりも先に足元に衝撃が来て驚きました。


       【発破直前】


         【発破直後】


  北海道のエネルギー貢献の一面を知る貴重な見学会でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

父の行方不明事件 ~ ピンクの自転車に乗って

2022-09-10 22:35:03 | Weblog

 

 久しぶりに実家の様子を見に行こうと電話をすると母が出て「ちょうど買い物に行こうと思ったところだから待っているよ」とのこと。

「それじゃ30分後に着くよ」と言って電話を切る。

 ところが30分後に実家についてみると待っているはずの母も父もいません。

 おまけに父が良く乗っている自転車もありません。

(後で来ると言っているのに父も母もいない…?どうした?)

 母の携帯に電話をしても(父は携帯を使えないし持ってもいないので)出てくれず、さっぱり訳が分かりません。

 困り果てた末に、とりあえず妻と娘を実家に残して私は普段母が買い物に行く近くのショッピングセンターに行ってみました。

 そこで母らしき人がいないものかと店内を歩いていると、ようやく母から電話がかかってきました。

「どうした?家に誰もいないじゃん」

 すると母からは「いやいや、爺ちゃん(父のこと)が行方不明になった」とのこと。

「なんで?」
「近くのコンビニに書類のコピーに行くって自転車に乗って行ったんだけど一時間たっても戻ってこないのさ。それであんたが来るのは分かってたんだけど間に合うかと思ってコンビニに行ったさ。だけどいないんだよ」

「お店の人は?」「聞いてみたけど、見てないって」


 おやおやこんな徘徊は初めてです。

 とりあえず車に乗って家に向かう途中で問題のコンビニを回ってみることにしました。

(いやあ親父いないかなあ…)と交差点を右折しようとすると、なんとその先に自転車に乗ろうとしている父がいるではありませんか。

「いた!」

 父は私の車には気がつかずそのまま自転車に乗ってよたよたと前を走り始めました。

 私は速度を落として後ろからゆっくりと自転車を追いかける形で走行。

 右へ曲がれば実家の方という交差点には妻が出てきていて、そこでようやく妻と父が合流できました。

 その後は自転車に乗った父は家まで到着。

 家では母が待ち構えていて「どこへ行っていたの!?」と問いただしたところ父は「いやあ自転車をどこに置いたかわからなくなって…」とバツが悪そうにしています。

「自転車が分からなくなるんだからダメだなあ…、すまん恥ずかしいよ」

 あとで母に聞くと「ピンク色の自転車だからね、って言っているんだけど、以前も他の人のピンクに似た自転車にカギを入れて『合わない合わない』って言ってたことがあったんよ」と似たようなことがあったよう。

 父もまだらに記憶がなくなることが多くなってきたようで、今回も一瞬自転車がどこかわからなくなったのが、またスイッチが入って思い出したのかもしれません。

 母はまだ頭はしっかりしているのですがそろそろ足腰が悪くなりそうそう遠くまでは出歩くことに難儀しています。

 そんな中にあって母の負担も増えそうです。困りました。

 
     ◆


 その後に家で皆で昼食を取りましたが、父は案外ケロッとしていてもうそんなことがあったことも忘れているのかもしれません。

 老親の見守りもそろそろ大変な時期になりつつあります。 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サングラスを新調 ~ 見えていなかったことがやっとわかる

2022-09-08 23:25:39 | Weblog

 

 今は普段メガネをかけていないのですが、人間ドックでは年々視力が落ちています。

 視力が悪いという原因の大半は乱視です。

 視力検査で「C」の字を見せられて「どっちの方向が空いていますか?」という検査をしますが、文字が小さくなると文字がぼやけて答えられないという感じ。

 釣りの時はこれまで安い度無しの偏光サングラスを使っていましたが、(目も悪くなりそろそろちゃんとしたフィールド用のサングラスを作ろう)と思い、まちなかのメガネ屋さんを訪れました。

 まずは視力検査をしてやはり視力が落ちていることと、乱視の度合いを測ってもらいました。

 そのうえで「どのようなメガネにしますか」というやりとりをして、「度付きの偏光サングラスにしたい」ということで、かねてより憧れのTalexというレンズにしました。

 注文してから出来上がるまでは約1カ月かかりましたが、ようやく出来上がってきました。

 今回は遠近両用という事で、上を見ると遠くが見えてメガネの下の方は手元に焦点が合うようにつくってもらいました。

 車を運転しているときにかけてみると、まず偏光レンズでまぶしさが抑えられていることが感じられます。

 車のダッシュボードは黒いのでそれほど光を反射していないのじゃないかと思いますが、サングラスをかけてみると反射光が半減します。さすがは偏光グラス。
 
 そしてさすがに視力と乱視の度合いを測って作っただけあって、焦点がピタリと合います。

 今まで見えていたものがいかにボケて見えていたのかが分かりましたが、これって正しくはどう見えるのかがわからないと絶対に気がつかないことですね。

 レンズの色はイーズ・グリーンという明るく見える色にしました。

 眩しさを押さえながらも明るい視野が得られます。

 さてさて、これでフィールドに出たら魚さんたちをしっかり見つけてあげたいものですがどうなるかな。

 
  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人は動かじ

2022-09-07 23:15:32 | Weblog

 今日は釧路出張。

 先週末に弟子屈町にある屈斜路湖和琴半島でキャンプをして帰ったばかりなのに、今日は再び屈斜路湖を訪れての現地調査。

 補修の必要な場所として現場から提案のあった場所について実際に見て状況を把握するのです。

 最近は橋梁点検が進んでいて、「C」判定がついたところは優先的に修繕が行われるようになり、橋のリニューアル修繕はどんどん進んでいます。

 道路の傷みはそれなりに修繕されるルーチンが出来上がっているようでうれしい限りです。

 
     ◆

 
 釧路の夜は地元の友達を呼び出して一杯やりました。

 釧路の繁華街は昔あった飲み屋さんが結構なくなっている反面、
新しいお店もできてはいるよう。

 ただ、新しいお店のほとんどは新しく建てられた新しいビルに
入居しています。

 昔の良さを思い出して立ち止まっていのではなく、不動産も新しい時代を踏まえた建物設備や器具などを使った時代とわが肉体の変化を見据えることが大切になりそうです。


 で、釧路の友人との会話。

 彼は部下を叱咤激励して動いてもらって仕事の成果を上げるタイプのようです。
 私と言えば、自分がやればできるのだけどそれを部下の人たちに割り振ってやってもらってから修正点を示してやってもらうタイプ。

 結局は自分の能力を身に着けて、それを使って自分自身でやってしまうのでは組織は育ちません。

 あるところまでは方向性を示したうえで、託した側がやってくれて報告が上がってくるのをじっと待っています。

 こうした成功体験が地道に自分や自分の組織をリスペクトして暮れる素材になると良いのですが。

  
 逆に失敗談も多く聴かせてもらいました。

 友人は、「人を育てるのに山本五十六がこう詠んでいます。『やってみせ 言って聞かせてさせてみて、褒めてやらねば人は動かじ」と言いますが、私などは、「やってみせやってみさせてやってみせ、やってみせても人は動かしですよ」と嘆きます。

「いくら言っても聞かないんだよ」
「それならその他の指導でやるしかありませんよ」

「どういうやり方があるんだろうね」
「やってみないとわからないね」


 営業で人の心を動かすのは大変です。まずは自分自身も自分を見失っていないかの確認が必要です。

 友人の嘆きが良い方向に繋がっていきますように・ 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

現代社会のライフラインは情報とそれを支える電源 ~ ブラックアウトから4年

2022-09-06 23:05:32 | Weblog

 ちょうど4年前の今日、北海道胆振東部地震が発生し北海道中が停電になるブラックアウトに見舞われました。

 その頃自転車で通勤していた私は、朝ホームセンターに並ぶ長蛇の列を眺めながらペダルを漕ぎました。

 並んだ客の多くは水や電池や燃料を求めていたとのことで、よもや現代日本で大規模な停電がこれほど長く続くと思っていた人はいなかったでしょう。

 かくいう私もこの日には特別な思い出があります。

 それは、仕事の関係で本州から監査に訪れていた男性3人組が停電を理由にホテルを追い出されてしまったことです。

 あのときには札幌市内でもホテルを追い出された観光客が多かったのではないかと思いますが、皆さん本当にどうしてその日の夜を過ごしたのでしょうか。

 それまで会ったこともない3人の男性ですが、仕方なくその日は私の自宅で部屋と布団を提供しました。

 その際に一番困ったのがなんといってもスマホの充電です。

 翌日の飛行機をキャンセルすることや、苫小牧からのフェリーを予約するなどの手続きは全てスマホで行われたのですが、まずスマホの充電が怪しくなり、また同時に中継基地の電源も怪しくなったのか、繋がる場所探しが大変でした。

 結局3人は家に荷物を置きながら充電と通信のために私の車に乗せて家の周りをぐるぐる移動しながらなんとか手続きを終えたのでした。

 家の中も電気がないので真っ暗でしたが、キャンプ用のガソリンランタンで明かりを確保。

 ただそのために家の中が以上に暑かったのを思い出します。

 煮炊きの火はキャンプ道具でなんとかなるのですが、冷蔵庫と冷凍庫が低温を保つことができず不安が増しました。


      ◆


 あれから4年、その後に買ったのは充電によるポータブル電源と充電池で動く小型の冷蔵庫でした。

 ポータブル電源はキャンプでも小型電子機器類の充電用に活躍していますし、小型冷蔵庫もキャンプでは欠かせません。

 2月には電源も取れるというハイブリッドの車をオーダーしましたが、半年たっても到着が遅れていてまだ我が家には納車されていません。

 水や食料よりも、現代社会におけるライフラインは情報とそれを支える電気であると痛感したのが4年前のブラックアウトでした。

 ともすると「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ということへの戒めとしたいものです。

 

 、 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文句を言ってくるクレーマー、静かに去ってゆく隠れクレーマー、怖いのはどっち?

2022-09-05 23:05:11 | Weblog


   【写真と本文は関係ありません】

 昨日屈斜路湖から札幌へ帰る途中の話。

 どこかでお昼ご飯を食べよう、ということになり、ネットで必死に検索してあるところで「町の洋食屋さん」を名乗る小さなレストランに入りました。

 私はオムハヤシライスを頼んで、妻と娘はオムライスを注文。

 私に運ばれてきたオムハヤシライスはとても美味しく、内心(ネットで美味しいレストランが探し当てられて良かった)と思っていました。

 ところが妻と娘に「オムライスはどうだった?」と訊くと、「うーん、なんだかケチャップライスの味が薄くて物足りなかった」とかなり残念な感じ。

「お母さんにも『味薄くない?』って聞こうかと思ったけれど、お店の人に聞こえるのも嫌だなと思ってそのまま食べちゃった」
「なあんだ、お店の人に『こちらのお味はこんな感じですか?』って訊けばよかったのに」

「ええ!できない、できない!それはできないなあ」
「そうなの?訊く方がお店のためになると思うけどな」

「お店の人に『どうしてですか?』って逆に訊かれたら答えに困るよ」
「そんなときは『私子供の頃から濃い味に慣れすぎちゃったもので、すみません』って言えばいいんじゃないの?」

「急にそんなこと思えないし、やっぱり聞けないよ~」


 結局、お店としてこの味で良いと思っているのかどうかはわかりませんでした。

 こういうときにはなかなかお店の人には聞けないという人が多いようですが、「私は聞けるよ」という方っているでしょうか。

 この手の奥ゆかしさは日本人らしいところでしょうか。


     ◆


 日常生活で、問題を全く感じないまましていたことについて、あるとき突然何かが間違っていたということってありませんか。

 そういうときに間違ってしまった相手さんに素直に謝るなんてことはできますか。

 知らぬ存ぜぬを貫いていれば、やがて向こうの方が諦めて何も言ってこないまま終わるということは良くある話。

 しかしそれでは間違われた相手は二度とこのお店に来ることはないかもしれません。

 自分たちが用意した商品の売れ行きが悪くなった時には、それが陳列してある前を通るお客さんの様子を見てみてはいかがでしょうか。

 それに対する反応こそ、何度も買ってもらえるかそれとも二度と買ってもらえないかを表すバロメーターのようなものです。

 
 日本人はしばしば拒否の態度としてクレームを直接ぶつけるという事ではなく、二度とそこに足を踏み入れないという消極な形で態度を示します。

 使い勝手の感想を求めても全ての人が正直に感想を述べてくれるわけでもありません。

 静かに去ってゆく"隠れクレーマー"の姿を見逃してはなりませんね。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

週末は屈斜路湖でカヌーを楽しみました ~ 最高の水辺フィールド

2022-09-04 23:30:42 | Weblog

 

 この週末は道東の屈斜路湖でカヤックを楽しんできました。

 去年もこの季節に屈斜路湖でカヤックをしましたが、この季節の良さと同時に昨年ここで仲良くなった放浪の旅人Kさんとの再会も狙っての旅でした。

 Kさんはご自宅は関東地方にあるのですが、はいルーフワンボックスを改造したキャンピングカーで日本中を車中泊して歩いている強者。

 夏になると涼しい北海道へ渡ってきて、道内巡りをしたのちにこの季節には屈斜路湖に長逗留をするのですが、事前にSNSで示し合わせたとおりにこちらで再会ができました。

 Kさんがここ屈斜路湖へ来る理由は「水辺遊びができるから」ということに尽きます。

 昨年はカヤックとサップ(SUP=Stand Up Paddleboard の頭文字から)を楽しんでいたとのことですが、「今年はサップだけにしました。カヤックは乗れるように準備するまでが面倒くさくて(笑)」

 道内に湖はたくさんありますが、そんななかでもサップやカヤックを自由に持ち込んで湖面に漕ぎ出して遊べる湖のなかではここ屈斜路湖はピカイチの環境だと思います。

 特に和琴半島という自然観溢れる半島を回り込むようにして漕ぎ出すと、ちょうど良いスケール感と豊かな自然、ここにしかない景観が楽しめます。

 今回は「カヤックは初めて」という娘を乗せて和琴半島を反時計回りに一周、次に妻を乗せて時計回りに回ってきて湖面の景色を楽しみました。


 特に、『ここならではの景観』の代表が「オヤコツ地獄」と呼ばれる高温の火山性蒸気の噴出口です。

 そしてこの噴出口に生卵を置いて温めることでゆで卵が食べられるというのが大人気。

 ところが今年行ってみると、湖の水位が昨年より50センチ~1メートルほど上昇していて、乗り上げられた浜辺が消えています。

 卵を置くはずの噴出口も水没したところが多く、自然の思わぬ一面を見せられました。

 昨日は朝日の様子もきれいでしたし、夕刻には湖面越しの夕焼けが素晴らしく、国立公園ならではの美しい風景を堪能しました。

 

 今日も午前中はサップを指導するガイドさんと観光客や、ファミリーで楽しむ人たちなどが大量に訪れていました。

 天気も良くて良かった。

 札幌から行くにはちょっと遠いのですが、水辺アクティビティを楽しむためには行く価値のある屈斜路湖です。 
 

 屈斜路湖の魅力については後日詳報の予定。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする