北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

早聞き、飛ばし、なんでもあり

2022-09-20 22:52:56 | Weblog


   【使っているラジオアプリ】

 誕生日を迎えて64歳になった私。

 いよいよ時間が無くなってきたので、時間の使い方を効率的にしたくなってきています。

 テレビドラマや情報番組などはリアルタイムで見ることはなく、必ず録画して観るようになりました。

 そのわけはコマーシャルを飛ばすためで、しかも再生速度は1.6倍で、聞き取りにくい時は日本語のドラマでも字幕をONにして観ます。

「映画を早送りで観る人たち」という本もありましたが、特に若い人はそういう傾向があるようです。

 その理由は、世の中に見るべきものが多すぎること。またそれでいて仲間の話題について行くためには限られた時間の中に数多くの作品を見ておきたいと思うからという事でしょう。

 そういうニーズが視聴者の側にあるとなると提供する側もそれに応えるサービスが増えてきます。

 動画配信サービスのNetflixも再生スピードが1.5倍になる機能を備えました。もう倍速再生が主流になりつつあります。

 私は好きなラジオ番組を録音して聞きますが、それもコマーシャルや道でも良い楽曲を飛ばしたりして聞きたいコンテンツだけを聞くようにしています。

 ラジオアプリの機能には、再生スピードを何段階も上げられる機能がついていますし、さらに「10秒進める」「10秒戻す」というボタンもついています。

 これらの機能を駆使して観たいところだけ観て、聞きたいところだけを聞く、それが私にとっても日常になってきました。

  
 あるアーティストはそんな風潮が行きすぎていることを指して、「若い人たちは曲の中の歌以外のところを飛ばすようになって、聞きどころのギターリフも飛ばすなんてもったいない」と嘆いていました。
 
 しかしストリーミング系のコンテンツならばそういうことができますが、読書だとそうは行きません。

 若者が本を読まなくなったといわれますが、効率的に処理できないコンテンツは好まれないということなのでしょうか。

 娯楽にもコスパが求められる時代。

 そもそも作品をコンテンツと呼ぶようになった時点で何かが変わってしまっているような気もします。

 皆さんは倍速視聴、していませんか?

 

コメント
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