無添加化粧品」を使い続けた肌の行きつく先
P.150 合成ポリマーでできた化粧品を使うことで、肌はどうなるでしょうか。
極端にいえば、合成界面活性剤と水溶性のポリマーによって、
皮膚のバリア機能を壊し、肌をビニールで覆ってしまうということです。
(中略)
P.152 合成ポリマーは溶剤で溶けていたりしますが、溶剤が蒸発すれば、
巨大な分子なので皮膚のなかには入れず、皮膚の表面に残ります。
しばらくすると薄い被膜になります。この被膜が、
肌内部にたっぷりと浸透させた水分を逃さないように、
肌にふたをするのです。するとどうなるでしょうか?
あら、不思議。皮膚は水分で膨らんで、シワが一時的に消えます。
ハリがあるようます。
しかし、皮脂の代わりに合成樹脂の被膜で覆われた肌は、
正常に皮脂を分泌することができなくなっています。
人の身体は合理的にできていて、使わないと、
「使わないならそこには栄養は回しませんよ」
と判断し、栄養を送らなくなったりします。
(中略) 肌も、皮脂を出そうとしても、ポリマーでふたをされて出すことが
できなければ、「なんだ、いらないのか」と判断し、皮脂を出さなく
なります。そうすると、皮脂をエサとしているお肌のガードマンである
常在菌も棲息できなくなります。
肌のバリア機能は、どんどん壊されていきます。