自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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ウソをつく化粧品  小澤貴子:著  2015/4

2017-01-08 05:51:56 | 推薦図書


著者のタイトルは東京美容科学研究所所長:応用化学博士 

私も<自分の肌の状態や手入れ法が適切かどうか>が気になるトシに・・・・
なぁんて、「遅すぎるよ!」と言われそうですが、
このまま突き進んでしまうよりは、今、事実を知って良かった!と
思いました。

P.17 美肌を手に入れる、たった「3つのポイント」

   •「強い浸透剤が入った化粧品」を避けて、皮膚のバリア機能を強くする

   •肌のバリア機能が弱まるときに使用するメイク落としは、
    「水で洗い流せるもの」を使わない

   •健康なバリア機能のある肌に戻ったら、「適度な刺激」を肌に与える


うぅ~ん、このポイントを読んでも私には見当もつきませんでした。
が、読み終わって、分かったことは、

P.60 行政は<事故を未然に防ぐ、消費者を守る、という姿勢ではない>
   行政がやっているのは、(2004年の薬事法に基づく省令)
   「製品の品質については企業が責任を負う」ことを前提に
   「そのための体制をしっかりと整える・・・・

要は、「化粧品作り」というものは、上手に法律を読み解いて対処すれば、
新規参入の別業界からの企業が、どんな材料を使ってどんなモノを作るか、
かなり自由度があり、利益を上げられる市場なのだそうです。

やっかいなのは、肌の基底層を壊してまで、保湿成分や美白成分を押し込み、
一時的はシットリさせることが可能な点です。
購入後、1週間くらいで肌がシットリしてくれば、誰だって嬉しいし、
「この化粧品、効果がある!」と信じてしまいます。

P.94 保湿化粧品を使うと、不全角化が起き、表皮が正常に死ぬことが
   できなくなってしまいます。
   表皮が死んでいくためには、

   •肌の細胞の水分蒸発を邪魔しないこと
   •角化を邪魔するような過剰な水分や栄養を与えないこと

P.95 にもかかわらず、水をたくさん送り込んだり、皮膚のうえに
   ビニールでふたをしてしまったり、肌にぐんぐん水を染み込ませる
   ような化粧品を使ってしまう。結果として、角質層の近くに
   たどり着いた細胞は、水分過剰になり、細胞核が壊れることができません。

   (中略)正常に角質層がつくられなくなれば、当然、正常な
   バリア機能は形成されません。そのまま時間がたつとどうなるでしょうか?

   (中略)本来、乾いた角質であれば、いらなくなると1枚ずつきれいにはがれ
   落ち、垢となります。それが、湿った状態のままだと、じゅくじゅくしてしまい、
   10枚20枚という塊のままではがれてしまうのです。

   するとお肌はデコボコになり、化粧ムラができてしまいます。
   ごく表面の皮膚が死に切れていない肌は、生きている大切な内部の肌にとっても
   とても不健全な状態です。

始末の悪いことに、いったん上記のような<不調肌>になってしまったら、
私たちは慌てて<乾燥対策>を考えざるを得ず、また保湿性の高い化粧品を
買うはめになるのです。
   

専門用語が多く、私に馴染みのない内容なので、うまくまとめられません。
読者の方々には是非、一読をお勧めします。

コメント
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