K RAUM  お料理を主に日々のことを書いています。

文化の日 その1ユリの木

2008年11月3日(月)曇 文化の日

1948年公布施行の祝日法で11月3日を文化の日と制定しました。その由来は1946年11月3日に日本国憲法が公布されたことです。日本国憲法は平和と文化を重視しているので、軍国主義日本との決別を示す反義語として文化の日となったのでしょうね。尚、日本国憲法の施行は1947年5月3日(憲法記念日)です。


今日は新宿御苑のユリの木がどのくらい迷彩色になったのか見に行きたかったのですが、朝からどんよりと雲っていて午後になっても予報に反して晴れなかったのでモタモタしていましたが、2時を過ぎたところでようやく重い腰を持ち上げました。

新宿御苑のユリの木





ご近所の方のユリの木の詩が素敵だったので、承諾を得て掲載します。


町内のゆりのき公園のユリの木
2008年10月25日撮影


前にも掲載しましたが、2008年10月23日(木)付朝日新聞朝刊にユリの木のことが書かれていましたので、ご参考までに再度掲載します。

 赤組の先駆けがハナミズキなら、黄組はユリノキだろうか。街路樹の色づきである。住まい近くの「ユリの木公園」でも、金茶の葉を宿した木々が増えてきた。ユリの木と書いてみて、カタカナ、ひらがな、漢字が並ぶ珍名に気づく▼名前より不思議なのが、シャツのような葉の形だ。半纏木(はんてんぼく)という別名の通り、職人さんが着るはんてんを思い浮かべてもらえばいい。やっこ凧(だこ)や軍配にも似るオンリーワンの愉快な姿に、自然の妙技を見る▼「葉(よう)画家」の群馬直美さんは、著書『街路樹・葉っぱの詩(うた)』で、秋風と遊ぶ迎賓館前のユリノキ並木をこう活写した。〈ざざざー。シャララー。ぞぞぞー。葉っぱたちが高い梢(こずえ)で手を振り、拍手しながら、いろんな陽(ひ)だまりの人たちを一所懸命に歓迎している〉▼ユリノキは北米原産で、日本には明治初期に渡来した。新宿御苑では樹齢130年を超す第一世代が、元気に葉を茂らせている。どれも、幹回り3メートルはあろうか。御苑のシンボルでもある巨木たちは、日本中のユリノキの母樹だという▼中でも芝生の広場に寄せ植えされた3本は、根や枝が絡み合い、異形の生命体を思わせる。どの入園者より長生きの三つ子。見上げれば、迷彩柄の「シャツ」はまだちらほらだ。突き抜ける空の下で、緑の大群が「慌てなさんな。ざざざー」と手を振っていた▼きょうは節気の「霜降(そうこう)」にあたる。虫が黙り、北国からは初霜の便りが続く時期。ひと雨、ひと風ごとに秋色は深みを増す。赤組と黄組が抜きつ抜かれつ、山から里へと転げ落ちてくる。


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銀杏の実
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