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今夕、「改正教育基本法」が成立してしまいました。
タウンミーティングで家庭教育の大切さなどの「やらせ」質問が行われていました。このことは13日のタウンミーティング調査委員会・最終報告書で政府方針を浸透させるための「世論誘導」だとの疑念を払拭(ふっしょく)できないと明記されていました。このような調査結果に対して安倍総理は減俸処分で責任をとったとしましたが、納得がいきません。「世論誘導」だとの疑念という報告書を真摯に受け止め、仕切りなおしができなかったのでしょうか。改正教育基本法は「個人の尊重」から「公の重視」にむかって振り子が振られたようです。これと重なるのは防衛省への昇格です。公が膨張しないように振り子を止めるのは国民の意思です。公の極端な膨張はドイツのナチズム・イタリアのファシズム・日本の軍国主義です。欧米流の民主政治は脆かったという過去の歴史を直視したいです。