蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

屋内壁の下地塗装

2005年06月25日 | モダン古民家建築記
外壁のモルタル下地塗装とほぼ同時進行で屋内壁の下地塗装が開始しました。惚れ惚れする美しさ!
材料と水をケーキつくりの要領で攪拌する。

梁、柱、けこみ、鴨居との間にテープをはり、塗装開始。一見簡単そうにコテを走らせていますが、これはなかなかの熟練ワザと見た。コテの筋が残らないようスムーズに走ってゆく。

こうしてお見事!画面をさすってみてください。滑らかでしょう。


6月25日
木工工事が終わり、大々的な足場を組んで、残りの内壁下地塗装が始まりました。


大きな梁もまたがって、リビングの吹き抜け部分の準備もできました
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こだわりの左官屋さん

2005年06月25日 | モダン古民家建築記
外壁の準備 (5月13日取材)


登場のトラックのステッカーからしてこだわり?
びっちりとめつけたさわら材板に、黒いアスファルトフェルト(主な仕事は防水)をホッチキスで仮止めする。呼び名がわからないので、文具のホチキスに似ているのでそう呼ぶ。その上にラス網をとめつけてゆきます。これがすごい?


ラス網には凹凸がある。理由はモルタルが複雑に入り込んで、壁をより強度にするためである。
一般的な機械うちでなく、手作業である。
ラス網に打ち付ける2回目の留めの深さは1.2センチで、もし錆びても1回目と足の長さが違うので、外れてこないという。われらが左官屋さんの徹底したこだわりである。2回目のホチキスには赤く塗って区別しています。
「自分の家だと思ったら手を抜けないだろう」という考え方だそうです。じつに楽しそうに説明してくれました。
「新潟地震の折、壁が崩れなかったと嬉しい便りがあった」と胸をはる。
彼はブルベリージャムの美味しい作り方を、
?実と砂糖を1:1とするのが大切
?ミキサーで攪拌してはダメ!
?つぶが残る程度に手でつぶすこと
と熱く伝授してくれました。何事にも情熱的である。

数日後
あらまたブルべりおじさんだと思ったら、その息子さんが登場。こちらは全く寡黙。
今度は角々に糸をさげて壁がまっすぐになるよう、そして角がシャープになるよう金具を使って固定する作業。

ブルベリおじさんの息子はかなりシャイなので、年配の左官屋さん(写真右)に聞くと、塗り壁に押し花状態の歯型ならぬ葉っぱの模様をつけることが出来るという。よ~し、庭にある「 山椒 」をデザイン的に散らしてみよう。
自分のうちに咲いてるものの方が記念になると思うし、ついでにぼこぼこと点をあしらって実もつける?
麦穂や稲穂、もみじはきっと他でやってるにちがいない。早速押し花つくりにとりかかろう。うふふ、おもしろくなってきたぞ

6月中旬
壁下地のモルタル塗装が始まる


4人がかりで実に丁寧な作業が繰り返され、エイヤッと2日で完了する


数日後にはもう乾燥して、淡いグレーのモルタル壁になっている。長い間うっとうしかったベールがはがされ、
これで室内も明るくなります

こうして最終段階の吹付け外壁の準備ができました
窓の角に亀裂のように線があるのは、もし衝撃があった場合この溝に逃げて全体的にゆがむのを防ぐそうです
コメント (2)
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