蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

奈良井駅

2008年03月26日 | 駅&鉄道
我が家から車で1時間半くらいに塩尻市の中山道・奈良井宿がある。
安曇野市豊科あたりを流れる川を奈良井川といい、梓川と合流して犀川へ、千曲川から遠く信濃川へと続く。奈良井川は木曽駒ケ岳を源流とすると書いてある。ふむふむ奈良井はわかった。
奈良井が江戸時代から栄えた宿場町で、手作り町並みで最近注目されるようになったことも帰宅後に知った。

奈良井駅から車で40分くらい南の桟温泉に行ったついでに寄った駅なので、立ち寄り駅である
ここ奈良井駅は宿場の北入り口にあたり、駅前の赤い丸ポスト撮影を忘れたのが残念だけど、いい感じの駅だった。駅舎は築100年の年代ものだそうだ
磨きこまれたガラス戸は向かいの石垣を鮮明に映す

  駅舎内にテーブルがあるのは珍しい。
宿場マップを広げていざゆかん!というところか

 15分停車はたぶん「特急しなの」の通過待ちだろう

  かなり年配の委託駅長さん。元国鉄マンかな?
停車中の車両から駅舎外のトイレに出る乗客を迎える姿が美しい

宿場の街道筋を歩き出す


古い水飲場にかけてある柄杓の底に文字が見える

なになに
『奈良井一番のウォーター(水) 君は又 美しく成る』 
老いにも若きにも説得力ある名言! 早速試飲する。新鮮だが特別な味はしなかった

美しい婦人が方言でおしゃべりしている


名前に惹かれて店を覗く「花筏」 オーナーが好きな花だそうな。いつものネット図鑑を借りて調べる
笑顔の素敵な店主でこちらもつられて口元がほころぶ。
「以前お越しになった方ですか?入ってこられた時の笑顔が素敵で・・・・」
まいりました!

漆器だけでなく草木染めの服もバッグも、籠も気に入ったものだけを作家さんに製作してもらっているという。ここまでくるのには長く、苦労したようだ

さぁここらで昼食をとぶらついて、見た目で決めた店はここ。表もすごいけど中はもっと
越後屋

信州人だから蕎麦を遠慮して五平もちにする
すごい店内だ。たたみ座席のすぐそばに刀剣があり、鍵はかかっていない
串刺しの楕円形の五平もちを想像していたが、まん丸。しかもさすが漆器の町、お餅も漬物も盛り皿は漆器だった。厚さ14~15センチのテーブルも、かつては漆塗りの立派なものだったのだろう

薄紙の箸袋の文字は美しかった

またいつか散歩に来るような気がする。その時はとろりとろりと鈍行列車に揺られて・・・
「年とってひとりじゃけん、あれこれいっぺんにできんのじゃ」という駅長のおじいさん、それまで元気でいてね。また話しまひょ。
コメント
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