蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

片倉館

2011年04月29日 | 温泉へ行こう
永年の宿題を片付ける
諏訪湖畔にある温泉施設「片倉館」

重厚な建物は昭和3年建築の洋館。
明治6年に製糸業を興した片倉財閥の2代目社長の肝いりで完成した。

敷地内に3つの施設があり
■日帰り温泉 600円也

大正ロマン漂う日本最古の温泉保養施設片倉館の千人風呂
入口から名建築の香り


入口はいってすぐ両脇の
左:木彫「スキー像」右:「スケート像」 高さ2mほどはありそう

味のある「ゆ」 女性は赤文字


ロビー付近を見あげる


脱衣室から浴槽へ向かうドアは格子の窓ガラス


浴槽は大理石で深さ1.1m。底には庭石のような黒石が一面に敷かれ、縁に座る内段はあるが・・・
基本的には立って入浴する。
足裏の感触はいい。
千人風呂といっても、”千人くらい入れる大きな浴槽”という意味で、学校のプールくらいでしょうから、立って並べば100人くらいかな?
客が少ない時はプールの水中歩行のごとく行進している人がいるそうだ

浴室には大理石像やステンドガラスの窓もふんだんに配置
気づかなかったが、ジャグジー室があったらしい

製作年はわからないが、今で言うなら「もみもみ」? 座面はアルミです

試乗すべきでした

2階へ


食堂  テーブルも椅子も立派


「Stuff Only」




バルコニーへの窓越しから諏訪湖


平成19年に「近代化産業遺産」
今年「国重要文化財」に指定されることが決まりそうだ

温泉館の裏側(湖畔側)


■会館(娯楽や展示会などの文化活動に利用できる
駐車場誘導係のおじさんの説明では、温泉施設と会館のすぐそばまでが諏訪湖だった。
諏訪湖北側の岡谷の製紙工場の女工さんたちが、舟で行き来する船着き場だったそうで、
ここの大広間が宿舎だったとのこと。
現在は埋め立てをしてすぐそばを湖岸道路が走っている。
後に貸し会議室となった。当日は市長選の選挙事務所になっていた

諏訪湖畔側から。2階が大広間


■考古館
後に建てた考古館は、隣接する「諏訪市美術館」として、現存している。


□前庭にはタイル貼りの大きいな池があり、石像やベンチを配置。



ずっと以前イタリア/フィレンツェからピサの斜塔へ行き、たぶんその近くの田舎にあった
○○テルメの造りがこんな風景だった。
その日はクローズで、残念ながら入浴は出来なかったが。

社長はヨーロッパや中南米と世界旅行し、温泉リゾートのような福祉施設建設を思い至ったというのが、うなづける庭と建物でした。

人気施設だと聞いていたが、当日は駐車台数がすくなかった。
写真を撮り忘れたが、湖岸の桜並木も素晴らしかった

付録
よくぞこれだけ・・・・世に温泉好きは多い
おやじの温泉巡りMap
コメント
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