蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

F1

2011年12月21日 | わいわい農園
播種が遅れ、肥料も忘れがちだった大根

直径7センチ、長さ21センチほどの作品ばかり。
しかしおろしてみると、しっかりひきしまったボディは水分が多すぎず、甘い。
今までの大根は確かに太く長いが、おろした時にやたら水分が多く、ジアスターゼを捨てるハメになっていた。
さて今年の大根は煮物によいかどうか?
後日検証

さてF1とはグランプリではない。種の話

今どきの市販の種は、F1と呼ばれる。
なんの疑いもなく4年間使っていたが、一代限りというか一般的には来年用の種は採れない。
採れてもうまく育たないらしい(冷蔵庫で保管して翌年も成功・・・と聞いたことはあるが)

だって種苗会社は困るでしょ、毎年次々と買ってもらえないから。
さらにかなりの薬品を使って成長を促進し、顧客の信頼を獲得し、来年につなぐともいわれている。

昔ながらの種を固定種といい、研究販売する人に野口勲さんがおられる。
自然農法から固定種を知り、扱ってみたいなと思ったことで実態がわかってきた。


自然農法は私にはとても手に負えないことが判明。せめて固定種の種を植えられるよう努力してみよう。

松川村の農産物販売「ちろりん村」のオーナーとひょんなことから面識を得、自然農法による畑を見せていただいた。

広大な畑は、雑草が繁茂し土はフッカフカ。
「来年から私も真似っこしたいなぁ」と、こともなげにつぶやくと
「7年後にはこんな土になるよ」
「ひぇ~7年も待てない。生きているやら、よしんば生きていても農作業はとても・・・」
の年齢になる。
あ~あ

結局、今畑に用意している実験畝を序々に自然農法に近づけてみる。とりあえず・・・
従来の畝は、無理のなきよう出来うる限りの有機化を続ける。

ちろりん村の人参も白菜もみず菜も、とびきり美味しかった。
みず菜は丈が短く今までの市販品とはイメージが違う。

オーナーから野菜(白菜、赤カブ、かた大根)の提供をうけ、福島県南相馬市鹿島区の仮設住宅の方々にお送りできた。
「今年は漬物が作れないと思っていたので、ありがたい」と喜ばれた。

ジムニーに満載の野菜たち

ちろりん村さん
店は11月28日から冬眠中にもかかわらず、畑で収穫してくださりありがとうございました。

参考サイト
F1と固定種の違い
コメント
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