蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

宮 芳平展

2014年08月23日 | 安曇野とその周辺
『ゆれ悩むコスモスは 咲き誇るコスモスより美しいのです』


安曇野市豊科近代美術館にて開催中の「生誕120年 宮 芳平展 野の花のように」
鑑賞しました。
パンフレットより


7室に及ぶ膨大な作品群です。
困窮の中モデル料がいらないからと多くの自画像、
諏訪の山や湖、それをバックにキリスト者らしい親子の油彩画、
花など
 購入の絵はがき
ルオーが好きなので、全体の印象として私には歓迎ムードで鑑賞出来た。


諏訪にまつわる作品は、教師時代の高校などが所蔵しているので鑑賞の機会はほぼない作品ですね。

なかでも部屋一面のペン画集
初期の作品ですが、個人蔵。
おそらく世に紹介されたことが殆どないのではないか?
所有者があずかり保管していた作品群です。
首をかしげた少女など、作家が当初憧れていた竹久夢二を思わせる作品も。
 購入の絵はがき

参考:
9月7日(日)まで。
「安曇野市豊科近代美術館」

絵のそばに書かれた情報板(変な表現ですが)の文字がかなり小さいので、眼鏡をお忘れなく!


余談1
豊科美術館所蔵数が大変多いので館員に伺ったら「ご遺族からの提供です」とのことだった。
宮芳平が師事した中村彝(なかむら つね)が、穂高の相馬愛蔵(新宿中村屋の創始者)の娘・俊子をモデルに
「小女」を遺している。私の推測だが、この辺りの縁だろうか?
それとも諏訪在住時代に安曇野を訪れて印象深かった縁だろうか?

余談2
ある絵のそばに”モデルが太ってしまった”らしき表現があった。
おもわずニヤリ


コメント
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