蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

雲の平目指して一人旅4

2019年08月15日 | トレッキング
8月27日
身体も心も落ち着き、さて下山をと思ったがどうも雨天。
厳重装備で鷲羽岳へ向かう人々、双六方面への下山者たちを見送った。

エイッヤと腹をくくり滞在を楽しもう。
伊藤正一さんの著書「黒部の山賊」を読了。
  画像はamazonから拝借
愛すべき山男たちとの交流を、楽しく一気に読みました。
書棚に置かれてあるので多くの旅人が読み込んだのだろう、古びています。


28日台風7号通過で三俣山荘3泊目
太平洋沿岸にそって東北へ進む予報が見事に外れ、北へ向いたための直撃だった。

ゲスト名主となる?
山荘の子供たちとひとときゲームに興じる。

壁の上のほうに『雲の平のうた』の張り紙



ネットで探しました。
伊藤知子さん作詞  故伊藤正一さん作曲だそうです。
いつの日にか真相を聞く機会があれば・・・ 

こんな資料も。




現在の山荘主 伊藤圭さんが「伊藤新道を再興したい」と、活動の様子を
先日のテレビ放映でみました。
まっ私には登る機会は訪れないだろうけど。 

居心地の良い好きな山荘・山小屋に滞在し、近場を散策するスタイルもあっていい。
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雲の平を目指して一人旅3

2019年08月15日 | トレッキング
7月27日 3日目の朝三俣山荘を6時発で黒部源流へ下る


岩苔乗越経由➡祖父岳(じいだけ)を越えて雲の平へ入る予定だった。

ところが左の直登コースの道にある水場を通ってしまった。

見上げると・・・・だめだ!

水に浸かり足元ずぶ濡れで靴が重くなる。
間違えたことにショックで参った。
すぐそばに予定のルートがあるのだから、修正はきくはずだが心が折れた。

雲の平へは断念。
三俣山荘へ戻る途中に軽い転倒を起こし、立ち上がる元気が失せてしまった。
しばらく休んでいたら、音もなく歩いてきた人影に顔をあげた眼前に、突然青年がいた。
まるで光輝く仏さまのようだった。
聞けば、三俣山荘から水晶小屋に移動中のスタッフだという

細い体に私のリュックと振り分け荷物で背負い、三俣山荘へ戻り届けてくれました。

気を取り直し一人でゆっくりと山荘へ戻る。
途中ポカリスエットを手にした若いおかみさんと、小学1年生の娘さんが青年と一緒に降りてきて

「お帰り~」の笑顔に、うっかり泣きそうになったが堪えた。
娘さんは小さい頃から夏は山荘で過ごし、付近一帯は自分の庭だという。

山荘入り口前のハイマツにいる鳥も迎えてくれた。


山荘に着くや、スタッフたちの「お帰り~」コールにずいぶん慰めていただきました。
今朝は合唱で「行ってらっしゃ~い」と送ってくださったのに。

自分で撤退を決めることは勇気がいるんですよ、と。
せっかく来たからと無理して事故につながることもあるそうな。

2階のサイフォンコーヒーを飲みに上がると「お帰り~」
「ただいま~。ちょっとね、ここのバーにまた来たくなってね」とニヤリ

皆さんありがとうさんでした。
明日から予想外の滞在になるとは予想だにせず、夜はふけました。
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