蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

念願だった唐松岳へ

2020年10月10日 | トレッキング

またしても我がままの虫が頭をもたげる。

登山を始めたきっかけは移住後2年の年「松本市制100年記念 常念岳登山」で62歳でした。自宅近辺や散歩道や農免道路から見える北アルプスの山を登ってみたいと、ぼんやり考えていた。

その後、13年をかけて南から蝶が岳・常念岳~燕岳・有明山・爺ケ岳・鹿島槍ケ岳・(唐松岳)・白馬三山(白馬槍ケ岳・杓子岳・白馬岳)と連なる山を登った。

残ったのは大滝山・餓鬼岳・五竜岳。大滝山はまだ望みがあるかもしれない。

そして唐松岳へ。有明山と雲の平でお世話になった川口ガイドさんにお願いをしました。ポピュラーな山という印象だがそこはそれ北アルプスである。昨年9月からコロナ騒動もあり全くトレッキングをしていない。思い切って最後の御嶽山を決行した勢いで念願の唐松岳へ。

10月5日 穂高6時30分発 8時過ぎ発の八方ゴンドラーリフトーリフトで登山スタート地点へ。宿泊の唐松岳頂上山荘へは14時までに到着を目指した。

御嶽山から下山(9月29日)後の翌日も翌々日も筋肉痛はなく自身でも驚く。結局風と雨の中でも順調に、岩場をこなせた。

まもなく男性3人が身支度しながら大声で「ウルトラマン〇$▲&&・・・」と、聞こえた。3人は久しぶりの登山に歓喜していたのです。少年隊と名付け、抜きつ抜かれつで楽しみました。彼らはテント泊。

そうそう画像はほとんどガイドさん提供です。とほほ雨天ではスマホがうまく使えない。

 

ハイマツ地帯に入り期待通りライチョウに出会う。悪天候時は天敵に狙われにくいので、ハイマツから出てくる確率が高いのだそうです。

いました!しかも初めてのツートンカラーです。

まもなく頂上小屋へカーブを切るあたりで、ガイドさんが私にカラビナとロープでサポートしてくださった。崩落があり迂回路を設営された岩場です。このような修復も小屋や登山案内人組合などのボランティアで行われます。県からの補助金はあるかと思いますが、大変なご苦労の上に我々は安全に楽しませていただいているのですね。

無事14時前に小屋に到着。早速ガイドさんはお湯でインスタントのコーヒー(いつも紅茶やお汁粉を持参)を作ってくださり、冷えた体も心も温まります。

小屋は美しく整備されており、雨の中にやってくる登山客の誘導に加えてスタッフは、コロナ感染予防対策にも気を使っていました。大阪からの3人組の男性が、お約束のビール乾杯に盛り上がり声も大きくなってきた。食べたり飲んだりだから当然マスクなし。

とうとう「館内のお客様から恐怖を感じるとクレームが出ています」と注意を受ける。のんき者の私は、体調万全の上で登山にきているだろうし、では就寝時は個室で1人を確保しているかといえばそうではないしなぁ。山でクラスター発生のニュースも聞かないし。案の定同室だったガイドさんは「大声の雑談にまた注意されていた」とのことでした。

夜中の暴風に翌朝の登頂は思いやられるかと思ったが、ぐっすり眠り結局霧ではあったがリュックをデポし7:00 いざ!

見事なハイマツ

 

マスクをしているのは鼻先の冷え対策。胸からおなかあたりの膨らみは、防寒対策に手持ちの衣類をすべて着込んだため。

 

30分ほどで到着~。踏ん張り方がいかにも素人っぽい

 

山小屋の上のほうにかすかに富士山(八ケ岳の右側だけど)も見えました。この画像は私撮。

 

五竜岳は手が届きそうに近いお隣さん

圧巻の五竜岳(これは私の7:38撮影分)

復路で見た唐松岳頂上。凛々しく美しい!やはりエイヤッと来てよかった。

 

右へ白馬連峰方面

 

左の3ツこぶの右側切れ落ちているのが有名な不帰キレットですって。時に墜落事故があるところ。(これは6日9:30私の撮影分)

 

リフト近辺の、昨日より一段と進んだ紅葉。私へのご褒美とありがたく頂きました!

はい無事に予定通りの時間に下山し、リフトとゴンドラを乗り継ぎ大町へ。ランチは青木湖畔にある「らーめんはうすゼーブリック」へ。私のお勧めはネギラーメン。コロナ禍では定休日他要確認。現在禁煙です。外テーブルありました。

絶品ネギの下に厚めの柔らかいチャーシューが潜んでいます。しつこさのない半透明の汁で黒コショウがばっちりです。外食でラーメンを頂くことはまずないのですが、ここは特別。

 

余談:小屋館内のトイレ入口の張り紙

  

HAT-Jとは・・・私は田部井淳子さんを通じて知りました。

山と人の間には沢山の問題が起きています

かつて、内外の観光地には、ゴミがあふれ、トレッキング客で賑わうヒマラヤ山麓は薪を取るせいなどで森林破壊もおきました。高い山に登れば、遠征隊が残した装備や、酸素ボンベが氷雪の中に無惨な姿をさらしています。このようなことは、自然の景観を損なうだけでなく、地域に暮らす人々の生活環境を脅かすことにもなります。

ゴミ問題への取り組みは進みつつありますが、人の移動が増え続ける中、トイレの問題やペットの帯同、野生動植物の生態の変化など、温暖化も加わり、山岳地帯の自然への負荷が心配される状況は残ります。

 

13年間の登山経験は私の人生を豊かにしてくれました。登山を通じて知り得た方々も忘れ難い人ばかり。75歳の今 もう高い山は卒業して、里山ともうちょい高い低山にシフトしてゆこうと思います。

昨年も宣言したが、現況のていたらく。『女性は嘘をつきます』(笑)

 

付録:ガイドさん情報

信州の登山ガイド・ヤマンザイ

日本アルプス、信州の里山をガイドいたします。山岳遭難捜索、山岳調査を行なっております。

YAMANZAI MOUNTAIN GUIDE AND WORKS

 

 

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