夕刻、港区某所を歩いていました。ビルに挟まれた通りの底はすでに仄暗く、アスファルトはチャコール色に雨に濡れ、水たまりをよけつつ歩いていきます。信号待ちで顔を上げると通りの真正面に東京タワー。今しがた雨のあがったばかりの空は、雲が切れて優しく淡い水色がのぞいてて、高いビルに隠れて見えないけれども傾いた夕陽を横から浴びて、赤い鉄塔はキラキラと輝いているのでした。
こんな一瞬が嬉しくて幸せで小さく叫びたくなるくらい心臓がきゅきゅんとなることはありませんか・・? 幸せとせつなさは良く似ている気がします。
こんな一瞬が嬉しくて幸せで小さく叫びたくなるくらい心臓がきゅきゅんとなることはありませんか・・? 幸せとせつなさは良く似ている気がします。