星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

孵卵器。

2002-07-22 | …まつわる日もいろいろ
街じゅうが、いえ、日本中が孵卵器に入れられて昼も夜も暖めつづけられてるみたい。
まるでひよこじゃなくて、ニワトリを先に生ませようとでもしてるみたいな、容赦のない暖めようだね。。。
なんてワケわかんない事言ってるのは暑さのせいじゃなくて、いろんなものを見てしまったせいさ。

時間は巡りめぐって30年前の手品の種明かしをしにやってくる。
こっちはとうに忘れたフリしてる。ぜんぜん忘れてない、、のにね。
今、という時間が何百倍、何千倍もの長さになって(だけど止まらず)、
雨を待ってるかたつむりみたいな自分に、しょーがねーなーってほんのちょっと寝たフリしてくれたらいいな。

でもね、夏は寝たフリはしてくれない。
蝉たちはキミの頭を叩き割ろうと待ち構えているし、
太陽は肌をつきぬけて、直接胸を焦がすみたいにヒートアップする。
あとは裸足になって踊れ、って??