しばらく前から友人とメールで映画の話題がつづいていて、ちょうどいいネタなので、独り言まじりでここに書きます。。
ジム・ジャームッシュがネイティヴ・アメリカンを描いたのは、ジョニー・デップ主演の『デッド・マン』。デップ自身はあの中では白人文化からやってきたウィリアム・ブレイクという名のひ弱な会計士(?)で、彼を助けていくのが、詩人のウィリアム・ブレイクが好きな(?)先住民部族の男。詩人ブレイクは18世紀末~19世紀初の英国の詩人で、映画の中のブレイク会計士とは何の関係も無いけど、作中のネイティヴ・アメリカンの男が昔、難破したか何かで英国へ行き着いてそこで詩人のウィリアム・ブレイクに会った事がある、、とかいう不思議な設定。
・・フジロックでPatti Smithが朗読したのもブレイクの詩で、とても純粋に神を称える詩でしたが、『予言書』など後の彼の詩は私などにはなかなか理解不能な、幻想と神話と哲学と自然学などが入り混じったとても難解な作品のようです。ブレイクの絵も、数学的、天文学的知識で読み解くような、不思議な絵ですよね(でもとても綺麗)。。
あ、それはいいとして、ジャームッシュ監督は、ブレイクのそういう自然の神秘と一体化した物事のとらえ方と、ネイティヴ・アメリカンの価値観に、どこか通じるものを感じてああいう風にしたんでしょうね、きっと。
それで・・ネイティブの血を引くデップが、本当に描きたかったと思うのが自分で脚本、監督した『ブレイブ』。これについてはWAVESで取り上げていますので、興味がある方はぜひぜひご覧になって欲しい!(映画をね)と思ってます。ちなみに『ブレイブ』の音楽はイギー・ポップ、『デッド・マン』の方はニール・ヤングです。
***
フランス映画を何本か借りてきて見直しています。人気劇画作家でもあり、映画監督でもある、エンキ・ビラルとかね。『アキラ』の大友克洋さんはエンキ・ビラルの大ファンだそうです。(私も『アキラ』は大好き)エンキ・ビラルが影響を受けた作家、という中にはボリス・ヴィアンの名前は無かったんだけどね、う~~ん、絶対似てる所あるなあ、と思うんだけど。。 あと久しぶりに見た『サブウェイ』何度見ても映像とサウンドがシンクロするカッコよさ、クリストフ・ランベール君のあの幼児的笑顔にはマイッテしまいます。
***
だらだらと映画がらみで・・・原美術館で『ヴィンセント・ギャロ展』も見ました。写真作品やドローイングなど。ギャロの風貌はとても好きですが映画はなぜか見てないなあ。『バスキア』にちょろっと出ていましたね、バスキアと生前バンドを組んでいた、と初めて知りました。ヴィンセント・ギャロのこの秋公開の映画は、フランス映画の個性派(すぎる)女優ベアトリス・ダリとの共演だそうです(濃いなあ~・笑)。
ジム・ジャームッシュがネイティヴ・アメリカンを描いたのは、ジョニー・デップ主演の『デッド・マン』。デップ自身はあの中では白人文化からやってきたウィリアム・ブレイクという名のひ弱な会計士(?)で、彼を助けていくのが、詩人のウィリアム・ブレイクが好きな(?)先住民部族の男。詩人ブレイクは18世紀末~19世紀初の英国の詩人で、映画の中のブレイク会計士とは何の関係も無いけど、作中のネイティヴ・アメリカンの男が昔、難破したか何かで英国へ行き着いてそこで詩人のウィリアム・ブレイクに会った事がある、、とかいう不思議な設定。
・・フジロックでPatti Smithが朗読したのもブレイクの詩で、とても純粋に神を称える詩でしたが、『予言書』など後の彼の詩は私などにはなかなか理解不能な、幻想と神話と哲学と自然学などが入り混じったとても難解な作品のようです。ブレイクの絵も、数学的、天文学的知識で読み解くような、不思議な絵ですよね(でもとても綺麗)。。
あ、それはいいとして、ジャームッシュ監督は、ブレイクのそういう自然の神秘と一体化した物事のとらえ方と、ネイティヴ・アメリカンの価値観に、どこか通じるものを感じてああいう風にしたんでしょうね、きっと。
それで・・ネイティブの血を引くデップが、本当に描きたかったと思うのが自分で脚本、監督した『ブレイブ』。これについてはWAVESで取り上げていますので、興味がある方はぜひぜひご覧になって欲しい!(映画をね)と思ってます。ちなみに『ブレイブ』の音楽はイギー・ポップ、『デッド・マン』の方はニール・ヤングです。
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フランス映画を何本か借りてきて見直しています。人気劇画作家でもあり、映画監督でもある、エンキ・ビラルとかね。『アキラ』の大友克洋さんはエンキ・ビラルの大ファンだそうです。(私も『アキラ』は大好き)エンキ・ビラルが影響を受けた作家、という中にはボリス・ヴィアンの名前は無かったんだけどね、う~~ん、絶対似てる所あるなあ、と思うんだけど。。 あと久しぶりに見た『サブウェイ』何度見ても映像とサウンドがシンクロするカッコよさ、クリストフ・ランベール君のあの幼児的笑顔にはマイッテしまいます。
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だらだらと映画がらみで・・・原美術館で『ヴィンセント・ギャロ展』も見ました。写真作品やドローイングなど。ギャロの風貌はとても好きですが映画はなぜか見てないなあ。『バスキア』にちょろっと出ていましたね、バスキアと生前バンドを組んでいた、と初めて知りました。ヴィンセント・ギャロのこの秋公開の映画は、フランス映画の個性派(すぎる)女優ベアトリス・ダリとの共演だそうです(濃いなあ~・笑)。