上の写真に載っている殆どのCDについては、 なにかしら此処で書きました。 A Perfect Circle, Hozier, Beck, Jackson Browneトリビュート、Art Garfunkel, The Raveonettes、、、みんな今年の自分に無くてはならなかった音。
、、その中で、 書きそびれてしまったのが、 下の2枚、クラシックのCD。 イーゴリ・マルケヴィチ(Igor Markevitch)
今年の夏、 「魅惑のコスチューム: バレエ・リュス展」が開催されていた時、 その関連記事の中で マルケヴィチを知りました。
以前に バレエ・リュス展は観ていたし、 ディアギレフやニジンスキーについても 多少は知っていたけれども、 マルケヴィチについては全然知らなかったのでした。 マルケヴィチについてはこちらや↓
イーゴリ・マルケヴィチ wiki
バレエ・リュス展については タワーレコードの特集記事に詳しいです
(↓此処の下のほうにある記事ナビもご参照)
http://tower.jp/article/campaign/2014/06/18/03
実際、 ディアギレフ時代のバレエ・リュスを マルケヴィチが指揮したことは無かったのですが、 マルケヴィチ指揮の54年演奏のCDを聴いて、 こんなキレッキレの「舞踏への勧誘(薔薇の精)」は聴いたことがなかったし、
「牧神の午後への前奏曲」は、 まるでニジンスキーが踊っている姿が見えるような気がするくらい映像的なものに思えました。
もう一枚の プロコフィエフ、チャイコフスキーのバレエ曲のCDでは 何と言っても 「『くるみ割り人形』組曲」が圧巻。 「金平糖の精の踊り」など 恐怖すら感じます。 ゴシックホラー、 ゴシックメタルにさえ通じる世界。。。
マルケヴィチの演奏では、 「幻想交響曲」の意味も初めて理解できた気がするし、
ベルリオーズ:幻想交響曲/チマローザ:2つのフルートのための協奏曲
「悲愴」の鬼気迫る演奏も他では聴いたことのないものでした。
チャイコフスキー:交響曲第6番≪悲愴≫
そんなわけで、 一時期 マルケヴィチばかり聴いていた時期がありました。 鬼才と言われたそうですが、 まさにキレッキレの鬼才です。 それについていったオーケストラも見事。。。
一度聴き出すと 身体が固まったままになるので、 最近は聴いていませんが・・・
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今年は、、 ブログに書けないいろんな出来事がありました。 だから、 あまり頻繁に 日記も書けませんでした。
だけど、、 決して 悪い年ではなかった、、 と思う。
どうぞ、 あたたかな日々を。 あたたかな年の瀬を。