星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
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Shake it up baby twist and shout

2016-04-28 | MUSICにまつわるあれこれ
Bob Dylan and his band Japan Tour 、、無事に全公演終了したようですね。

お疲れさまでした。 ほんとうに長い滞在で、 その間に 九州の地震が起こって、、 本州には影響は殆ど無かったとはいえ、 アメリカの方にしてみたら 毎日何百回と地震が続くのは とても不安なことでしょうから、、

、、ほんと、 お疲れさまでした。

 ***

ライヴを見てから、、 ずっと思っていることがあって、、

(ライヴで聴いたいろんな曲のこと、、 書きたいことはいっぱいあるけど、、 今日はやめて)

Long and Wasted Years の詞が すごく胸に響いてて、、 曲ももちろんせつない美しい曲だし、、 

 シェキナベイビーツイストアンドシャウト 何のことかわかるだろ?

、、っていう部分を聴くと もう、、 涙がこみ上げてきて、、 何でか説明はうまく出来ないけど、、 (何のことかわかるだろ?) が、 なんだかわかる気がするのです。

、、この歌、 20年ぶりに再会した恋人、、 って意味じゃないと思うな。 
20年家族に会っていないのは男の告白で、、 この恋人たちは もっと もっと 古い知り合いなんだと思う。。 かつて いっときだけお前の男だった、、と。

Twist and Shout で歌うよね、、  
And let me know that you're mine て。。 それを受けて 一度はお前の男だった(彼女も自分のものだった)って。

、、だから この二人、、 50年くらい前の恋人たちのような気がする。

前に 「One Too Many Mornings(いつもの朝に)」の 激しい雨バージョンがすごい好きだって書きました。。 ずっと そのことも頭にあって、、 だから、 この「Long and Wasted Years」が、 なんだかその後の歌のように思えてならないの、、


I’m one too many mornings
and a thousand miles behind...

そうして 去っていった男、、 今度は、、

You don't have to go, I just came to you
because you're a friend of mine...   だって。。

ほかにも いろんな部分の歌詞が、、「One Too Many Mornings」と重なる気がする。。。 ただ 自分が好きな歌だからかもしれないけど、、

半世紀も昔の恋人たちが、、 これで うまくいくのかどうかはわからないけれど、、 本当の長い年月を生きた人にしか歌えない、、 お子ちゃまにはわからない、、 そういう深い歌なんだろうな、、って 思う。

スタンダードの歌の数々は、、 きっと、 そんな二人(かつての恋人たち)の 共通言語で、、 だから (何のことかわかるだろ?) 言わなくても、、ね。

、、 やっぱり、 ボブ自身の作った詞に 魅せられてしまいます。

 ***

これからこの歌を聴くたび、、 優しい顔で シェキナベイビー と早口で歌っていたボブお爺ちゃまと、 甘くせつない音色を奏でていたチャーリーのギターと、、

、、 ずっと 思い出すんだろうな。。


 どうもありがとう。