前回、 パパのレコード棚シリーズのところで書きましたシッパーズ、、(>>)
、、 あの日の最後のところにちらっと載せた 弦楽のためのアダージョ、、 あれを聴いて・・・ 買ってしまいました、、
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Thomas Schippers Conducts Barber/Menotti/Berg/D'Indy (写真・下)
Columbia Symphony Orchestra, New York Philharmonic, Thomas Schippers
いちおう Amazon.com にリンクしておきますが>>
、、↑こちらでも多くの方が 「最も美しいアダージョ」と言う風に レビューに書いているように、 私もこのアダージョを聴いてまさに眼から鱗が落ちました。。。 というか、 憑き物がおちた・・・感じです。 で、すぐに買ったんです。
多分、 弦楽のためのアダージョといえば、 大抵の人がそうであるように、 私も映画 『プラトーン』で強烈な印象を受けました。 映画も、映画館で2回観たくらい胸を射られた作品でしたし、 あのシーンでのアダージョは・・・ ねぇ。。 忘れられないですよね。
もちろんあの映画の中のアダージョは、 あの映画の為の演奏ですからあれで良いんです。 あの悲痛さ、、 クライマックスのところなど弦が泣き叫んでいるかのような・・・。
でも、 アダージョはああいうものだと、 そう思い込んでしまっていたのです。
、、、だから シッパーズのアダージョを聴いた時は、、 ほんと 憑き物がおちた、感じ。。 こんな 柔らかな霧のように優しくて、 苦しくなくて、 朝靄を色づかせている薄日みたいに輝いている美しいアダージョがあったなんて・・・ これで良いものなんだ、、、って。。。
、、 前に、 「男が女を愛する時」という名曲を、 アート・ガーファンクルさんのカヴァーで聴いた時、、 「人生の憑き物が落ちるような思い」、って書きましたが そのときと同じような気持ちを味わいました。
シッパーズの このアルバムには、 バーバーの楽曲を6曲、 メノッティを1曲、 他 Bergと D'Indyを1曲ずつ。。 バーバーと メノッティは 1歳違いで シッパーズより20歳くらい上、、
このライナーで、 メノッティが始めてシッパーズに会った時のことを振り返っているのですが、、 それがとても・・・ なんともくわせものと言うか、 抜け目ない奴というか!! (廃盤ですから、ちょっとだけ書いてしまおう)
、、 シッパーズがメノッティのオペラのリハに、 オーディションを受けに来たのが49年で、シッパーズは19歳くらい。。 リハ用のピアニストとして採用したところ、、 指揮者が急病になり、、 「君はオペラの指揮をしたことがあるか」とシッパーズに尋ねたら、、 「カリフォルニアでオペラの指揮をしました」と。。
― 彼はひどい嘘つきだった ― とメノッティは書いております(笑)
・・・ で、、もうひとつのシベリウスのCD(写真・上)によれば、、 この嘘つき代役は、、なんと メノッティの作品の「初演」!のコンサートだったのだと。。。 初演を19歳に任せるメノッティさんも、、 凄い。。
、、 それだけで終わらず・・・(笑) 、、のちに この話を あるソプラノ歌手に話したところ、、 「あら? その時期は彼は私とツアーをしていたのよ、 貴方と仕事できるはずないわ」、 と言われ・・・ メノッティさんが シッパーズ君に 「君は私と仕事していたのかね? それとも彼女と?」 と尋ねたら、、 「Both」・・・ですって、、、
、、、リハの後 空港へ走り シカゴだのセントルイスだのへ飛んで彼女のリサイタルに出て、、 翌朝またNYの私のリハへ、、 それをひと月やってたわけだ・・・ とメノッティさん。。。(笑) 凄いヤツね・・・ なんかこのくらい生意気な若造だと気に入ってしまいます。
***
あ、、 音の感想をちっとも書いてない、、、
アダージョは、 さきほど書いたようにとても静的な美しさですが、、 他の楽曲は なんだかとても シネマティックというか、 映像的というか、 バレエ的というか、 やはり沢山オペラを振っただけあって、 動きを感じさせる音だな、、と。 決して 派手とか大袈裟な意味と違って、、 なんだろ、、 聴いていると映像を感じるような、、
・・・ そろそろ時間がなくなりました、、 シベリウスの方は また今度。。
、、 最後に、
今回のアルバム (ケシの花のジャケがお洒落ですね…) のライナーにも少し書かれていますが、、 メノッティさんのウィキを読んで・・・(>>)
、、 バーバーさん、 メノッティさん、、 シッパーズさん、、、お三方・・・ そういうご関係だったのですか・・・ と言うか、 30年一緒に暮らしていた、というのには少し驚きましたし、 シッパーズさんは(女性と)ご結婚もしたそうなんですけど、、 その前後関係がよくわからない・・・ (別にわからなくてもいいですけど)
、、確かに シッパーズさん、 たくさん写真が映っていますが ピアース・ブロスナンと アンソニー・パーキンス(←例えが古い)、、を 足して2で割ったみたいなハンサムですし、、 肩にタオルかけて煙草片手にリハしてる写真など、、まぁ かっこいいですものね。。 もっと若い時の写真も載ってましたが、、 こんな美形の坊やに生意気な嘘つかれても、、 きっと許しちゃったんでしょうね。。。
、、 すみません、、 音楽の話から遠ざかってしまいました、、
***
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おととい、、のフォトかな?
朝の日が窓をこんな風に染め始めると、、 シェードを開けて リビングいっぱいに太陽の光を入れるのです。。。 外は冷え冷えでも、 すぐにお部屋はぽかぽか・・・ だから太陽だいすき!
、、 大寒波の週末だそうです。 せめて日差しが温かだといいね。
、、 あの日の最後のところにちらっと載せた 弦楽のためのアダージョ、、 あれを聴いて・・・ 買ってしまいました、、
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Thomas Schippers Conducts Barber/Menotti/Berg/D'Indy (写真・下)
Columbia Symphony Orchestra, New York Philharmonic, Thomas Schippers
いちおう Amazon.com にリンクしておきますが>>
、、↑こちらでも多くの方が 「最も美しいアダージョ」と言う風に レビューに書いているように、 私もこのアダージョを聴いてまさに眼から鱗が落ちました。。。 というか、 憑き物がおちた・・・感じです。 で、すぐに買ったんです。
多分、 弦楽のためのアダージョといえば、 大抵の人がそうであるように、 私も映画 『プラトーン』で強烈な印象を受けました。 映画も、映画館で2回観たくらい胸を射られた作品でしたし、 あのシーンでのアダージョは・・・ ねぇ。。 忘れられないですよね。
もちろんあの映画の中のアダージョは、 あの映画の為の演奏ですからあれで良いんです。 あの悲痛さ、、 クライマックスのところなど弦が泣き叫んでいるかのような・・・。
でも、 アダージョはああいうものだと、 そう思い込んでしまっていたのです。
、、、だから シッパーズのアダージョを聴いた時は、、 ほんと 憑き物がおちた、感じ。。 こんな 柔らかな霧のように優しくて、 苦しくなくて、 朝靄を色づかせている薄日みたいに輝いている美しいアダージョがあったなんて・・・ これで良いものなんだ、、、って。。。
、、 前に、 「男が女を愛する時」という名曲を、 アート・ガーファンクルさんのカヴァーで聴いた時、、 「人生の憑き物が落ちるような思い」、って書きましたが そのときと同じような気持ちを味わいました。
シッパーズの このアルバムには、 バーバーの楽曲を6曲、 メノッティを1曲、 他 Bergと D'Indyを1曲ずつ。。 バーバーと メノッティは 1歳違いで シッパーズより20歳くらい上、、
このライナーで、 メノッティが始めてシッパーズに会った時のことを振り返っているのですが、、 それがとても・・・ なんともくわせものと言うか、 抜け目ない奴というか!! (廃盤ですから、ちょっとだけ書いてしまおう)
、、 シッパーズがメノッティのオペラのリハに、 オーディションを受けに来たのが49年で、シッパーズは19歳くらい。。 リハ用のピアニストとして採用したところ、、 指揮者が急病になり、、 「君はオペラの指揮をしたことがあるか」とシッパーズに尋ねたら、、 「カリフォルニアでオペラの指揮をしました」と。。
― 彼はひどい嘘つきだった ― とメノッティは書いております(笑)
・・・ で、、もうひとつのシベリウスのCD(写真・上)によれば、、 この嘘つき代役は、、なんと メノッティの作品の「初演」!のコンサートだったのだと。。。 初演を19歳に任せるメノッティさんも、、 凄い。。
、、 それだけで終わらず・・・(笑) 、、のちに この話を あるソプラノ歌手に話したところ、、 「あら? その時期は彼は私とツアーをしていたのよ、 貴方と仕事できるはずないわ」、 と言われ・・・ メノッティさんが シッパーズ君に 「君は私と仕事していたのかね? それとも彼女と?」 と尋ねたら、、 「Both」・・・ですって、、、
、、、リハの後 空港へ走り シカゴだのセントルイスだのへ飛んで彼女のリサイタルに出て、、 翌朝またNYの私のリハへ、、 それをひと月やってたわけだ・・・ とメノッティさん。。。(笑) 凄いヤツね・・・ なんかこのくらい生意気な若造だと気に入ってしまいます。
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あ、、 音の感想をちっとも書いてない、、、
アダージョは、 さきほど書いたようにとても静的な美しさですが、、 他の楽曲は なんだかとても シネマティックというか、 映像的というか、 バレエ的というか、 やはり沢山オペラを振っただけあって、 動きを感じさせる音だな、、と。 決して 派手とか大袈裟な意味と違って、、 なんだろ、、 聴いていると映像を感じるような、、
・・・ そろそろ時間がなくなりました、、 シベリウスの方は また今度。。
、、 最後に、
今回のアルバム (ケシの花のジャケがお洒落ですね…) のライナーにも少し書かれていますが、、 メノッティさんのウィキを読んで・・・(>>)
、、 バーバーさん、 メノッティさん、、 シッパーズさん、、、お三方・・・ そういうご関係だったのですか・・・ と言うか、 30年一緒に暮らしていた、というのには少し驚きましたし、 シッパーズさんは(女性と)ご結婚もしたそうなんですけど、、 その前後関係がよくわからない・・・ (別にわからなくてもいいですけど)
、、確かに シッパーズさん、 たくさん写真が映っていますが ピアース・ブロスナンと アンソニー・パーキンス(←例えが古い)、、を 足して2で割ったみたいなハンサムですし、、 肩にタオルかけて煙草片手にリハしてる写真など、、まぁ かっこいいですものね。。 もっと若い時の写真も載ってましたが、、 こんな美形の坊やに生意気な嘘つかれても、、 きっと許しちゃったんでしょうね。。。
、、 すみません、、 音楽の話から遠ざかってしまいました、、
***
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おととい、、のフォトかな?
朝の日が窓をこんな風に染め始めると、、 シェードを開けて リビングいっぱいに太陽の光を入れるのです。。。 外は冷え冷えでも、 すぐにお部屋はぽかぽか・・・ だから太陽だいすき!
、、 大寒波の週末だそうです。 せめて日差しが温かだといいね。