星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

11月はなつかしい集まりから…

2017-11-06 | 文学にまつわるあれこれ(ほんの話)
11月になりました。

この連休、 西のほうでは沢山のお友だちが素敵な音楽パーティーに集まっていたようです。 何人くらい集まったのかしら… 少なくとも10人近く? お天気にも恵まれて、 しあわせな夜になったことでしょう。 私は参加できなかったけれど、 楽しい報告を12月にきかせてもらうことができるかな。。

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私のほうは 十数年ぶりに十七歳年長の 長年の文学の先輩と、私の友と、 語らいの席を設けることが出来ました。

今年は春先からずっと、 漱石読書や英文学や翻訳文学ばかりに首をつっこんでいた私だけど、、 三島由紀夫論や 安部公房論をなさった先輩にお会いするために、 この二週間ほど (二週間程度で足りるわけはないのだけど) 戦後の作家らの著作をひっくり返したり、 検索などでネットの海をあっちへ流され こっちへ漂い、、 

それでも おかげさまで自分にとってもとても興味のある新しい繋がりを見つけることが出来たので、、 友にも手伝ってもらって一杯プリントして、、(先輩はネットをご覧にならないから…) お土産に持っていっていただこうと、、 半ば押し付けのように…(笑)



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前にも少し書きましたが、、 長年おつきあいをさせていただいた大先輩のかたがたには、 やはりネット環境とは無縁の世界におられる方もたくさんいて、、 でも 私などに較べたら文学における造詣・知慧 その熱意と時間、、 

もっともっとお会いしてお話をうかがいたいと思うし、 あと何年(それは先方の意味ではなく、私という意味で) お目にかかれるかと思うと、 年にたとえ一度でも二度でも 貴重な機会をけっして無駄にしたくはない、、と思うのです。

そのような方との繋がりが、 このSNS時代の中でも大切だと思うし、 できうる範囲で私が溺れそうになりながらネットの海で見つけた小さなうつくしい貝でも、 なにかしらお役に立つもの、 関心につながるもの、 伝えられたらいいなと思うし、、 

やっぱりお話していると、 まだまだ私の知らない作家や作品のことなど どんどん出てきて、、 あ~~ぁいつになっても私は二十歳そこそこの小娘の頃と変わりないのだなぁ、、と 反省もしきり…


幸い、、 楽しい時間がながれ、 美味しそうにヱビスを何杯も召し上がられ、、 お渡ししたお土産のファイルを、、

「まったくね ネット社会のスピードと情報量にはついていけないよ…」と苦笑いされながらも、、

「今夜はいっぱい宿題を貰ったね」 と(ちょっと嬉しそうに)鞄に仕舞って下さいました。


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今度は、、
べつの場所にお住いの、 やはり十数年もご無沙汰をしている先輩をふくめて、 ぜひ美しい季節に(半年後くらいに)、、 泊りがけで語り明かしましょう、、と ほんとにほんきで計画をしているのです。

、、帰り際、 混雑する駅には、 びっくりするくらい10mおきくらいに警備の姿。。 そんな人の行き交う駅のコンコースで再会を約束して、、

「つぎにお会いする時までに、 今度はカズオ・イシグロの新作『忘れられた巨人』を読んでおくことにしましょうか、、お互いに…」 と握手しました。



語らいの時間は いつでも二度と無い だいじな時間。。


・・・ めぐりあいの時間を、 どうもありがとうございました。