星のひとかけ

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美しいご本尊様と菩薩様を…:神護寺展に行って来ました

2024-09-06 | アートにまつわるあれこれ
先週の台風のせいで延び延びになっていた…

会期終了間際の東京国立博物館 特別展「神護寺―空海と真言密教のはじまり」を見てまいりました。 今週末まで、ということで平日とはいえ大変おおぜいの来館者で賑わっておりました。



お仏像は お寺にあるご本尊様であれば、 本当ならそのお寺に出かけて行って お堂のなかでその地の歴史と祈りの空気のなかでお目にかかるのが一番良いと思ってますけれど、 神護寺があるのは京都からもやや遠く 高雄のお山の中、 お寺への参道には長い石段をたくさん登らなければならないとあって、、 たぶん私にはこの先でかけることも出来ないだろうと、、 トーハクへはるばるお越し下さるお仏像さまをぜひ拝見したいと この夏ずーっと出かける機会をうかがっていました。

展示のくわしい様子は
 東京国立博物館 特別展「神護寺―空海と真言密教のはじまり」>>

トーハクブログの方にもとても詳しく写真や展示の様子が載っていましたので、私もこれからあらためて読んでみます
  1089ブログ>>

このトーハクブログを見て知ったのですが、 会期後半になって、 ご本尊様の薬師如来立像と、日光菩薩像、月光菩薩像の光背などが取り外され、 お背中のほうまでぐるっとひとまわりして拝見することが出来るようになったのですね。 お寺ではお厨子の中に安置されているご本尊様、、 こんな風にぐるりと一周して拝見できるなんて… なんとありがたい…

ブログのお写真などにもありますが、 ほんとうに美しい如来立像でありました。。 たいせつに守られてきたのでしょうね、、 館内ではよくわからなかったのですが写真を見て、 お顔のくちびるの紅色も綺麗に見えて…
そして、ご本尊の両脇に立つ、 日光・月光菩薩さまもとても美しい とっても優しいお顔をしてらっしゃいました。

それぞれのことは省きますが、 十二神将立像や、二天王立像の 壁に映った「影」の美しさも、 今回の展示では眼をひきました。


二天王立像様のみ撮影ができます。 


それから、、 十二天屏風だったかな? その最後の天子さまが手に三日月を持っていらして、そのお皿みたいな三日月にウサギさんがちょこんと乗っているのが可愛らしくて、 それを見つめる天子さまのお姿もとてもお優しくて素敵でした。

 ***

昨日は 上野の公園も日差しがとても暑かったです。

そろそろ朝晩の空は秋めいてきて、 夜の気温もずいぶんと下がるようになって来ましたが、 夏の疲れが出ているのか、 それともエアコンの冷気が苦手で 電車や博物館内の冷房と外へ出た時の温度差がすごくて 自律神経が乱れまくりなのか、、 きのうの展覧会はとっても素晴らしかったのにだんだん体力がもたなくなって、、 本館の展示などまだまだ見たいものがあったけれど、 夕方のラッシュ前には帰宅しようと早めに退出・・・

あ、、それでも 午後のひとときを初めて「東洋館」で過ごしました。 ガンダーラ美術や 西域そしてエジプトの美術、、 美術品というか、神さまたち、ですよね。。

ガンダーラの菩薩さまなどいらしたのですが、、 そのお顔が素晴らしく彫りが深くて鼻筋がキリっとしていて、、思わず (濃い~~)と呟いてしまいそうなエキゾチックなイケメンでいらっしゃいました。。 それぞれの地域の、 やっぱりそこに生きている人々の似姿として、 仏様や神々のすがたも造形されてきたものなんですよね。。 そう思うと、つくづく日本のわたしたちは(平たいお顔)の民族で、 そのお仏像さまも涼しい目元のやさしいお顔をなさっておるのですね。。

そんなことを思いつつ、、 次回の特別展の「はにわ」展のチラシを手にしたら、、
(か、かわいい…‼) なんと可愛らしいお顔なの…? 古墳時代のひとびとも、 きっと(かわいい)(愛らしい) そんなお顔がよいと思って作ったのでしょうか、、 だって「武人」とは言え、ちっとも猛々しいお顔とは見えないんですもの、、はにわってほんと可愛いです。。


ハニー …♡


 ***

週末まではまだ暑さが続くようですけど、 この暑さが去ったら秋をしっかり楽しみましょう。。 クラシックの秋も、 読書の秋も、 お勉強の秋も、、 あっという間に時が過ぎ去ってしまわないように…

気持ちはそんなふうにいつも欲張ってはみるものの、、 これから日を追うごとにどんどん日々が速くなって、 すぐに年の瀬の声が聞こえてきてしまうのは例年のこと。。 もう「おせち」のご予約なんて聞くと焦ってしまいます…笑

いちばん肝心なのは からだを壊さないこと、、 たのしみたいこと たしなみたいこと、 ひとつひとつのひとときを 心と身体いっぱいに受けとめられるよう…






緑と青空に・・・




そして これからの秋に・・・
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