アメリカの中間選挙、 事前の予測に反して民主党が善戦していて、 ようやくこの本の紹介ができます。。(選挙の最終結果はまだかかるとか…)
『ホープ・ネバー・ダイ』アンドリュー・シェーファー著 加藤輝美・訳 小学館文庫 2021年
この表紙、 アメリカ本国での本の表紙と一緒だそうですが、 これが全てを語ってくれてます。 この絵見て、、 右下の人 「誰?」って言う人には向かない小説です…笑 、、まるでお抱え運転手のような地味な扱いのこの方こそ 小説の主人公です。 すっくと立って目立っている人のほうではありません、 あくまで。。
ジョー・バイデンさんとバラク・オバマ氏おふたりがフィクションの中で大活躍するハードボイルドアクションコメディ、、(コメディでいいんですよね…? 笑っていいんですよね…?)
この本読んだのは今夏のことでしたが、 感想をUPしようかという頃 政界を揺るがす事件が起きてしまったり、 米国では大統領の健康問題を懸念する報道などあったりで 書く機会を逸してしまいました。
物語の時代はトランプ政権が始まってしばらくした頃のこと。。(でもトランプ氏はこの小説には全く出てきません)
オバマ政権での副大統領職という大任を終えられたジョー・バイデンさんは ウィルミントン郊外の自宅で奥さまのジルと二人、 のんびりと しかしどこか心浮かない日々を過ごしていた… どうして浮かないかと言うと、 退任してもなおバラクのほうはメディアの注目を集め 自由を満喫しまくっているようだ、、 なのに 自分にはひと言も連絡をくれない、、 あんなに二人で頑張ってきた日々だったのに、、 ちょっとくらい誘ってくれてもいいではないか、、 悶々… というバイデンさんの物語の始まりです 笑。
この冒頭の描写からしてもそうなのですが、 どこかバイデンさんには(気の毒な…)というイメージが付きまとってしまいます。。(ゴメンなさい…) 大統領となられた現在でも、 ヘリコプターから降り立って必ず数歩 小走りして見せる姿とか、、 ほんとうに眩しいのかもしれないけどレイバンのグラスでタフさをアピールしている姿とか、、 失礼と思いつつ気の毒に思えて(つい笑って)しまうのです…
そんな(気の毒な)バイデンさんのイメージをそのままに、、 前副大統領ジョーと前大統領バラクとがコンビを組んで、 秘密裏に(?)殺人事件の真相を追っていく。。
もう バラクとバイデンさんとの比較対照が可笑しくってたまらないのです。。 この著者さんは心から前大統領と前副大統領を愛しているのはわかります、、 けど 誰もが思っているバイデンさんのイメージ、、 ご老体に鞭打って とか ついつい思った事をポロっと口にしてしまう とか 思い違いとか記憶違いとか、、 ひたすら(気の毒…)笑
それに対してバラクは超スマートで頭脳明晰 なんでもたちどころに理解して 出会った人も一瞬でバラクの弁舌に魅了されてしまう… だからこそ頑張るバイデンさんが気の毒で可笑しくて、、
***
いろいろ日本とは違うところも知りました。。 アメリカでは大統領退任後 SPはいつまで付くのか、 副大統領に対してはどうなのか、 とか。。 合衆国大統領という存在はほんとうに偉大なのだな とも思います。
この物語では バイデンさんとアメリカの国鉄のようなアムトラック鉄道とのつながりが下敷きになっていて、、 「アムトラックジョー」との異名をもつほど バイデンさんは上院議員時代に毎日ワシントンと地元デラウェアのウィルミントンとをアムトラックに乗って通勤していたそうなのですが、、
その理由を(小説では出てこなかったと思います) ウィキで知って胸が痛くなってしまいました。。 (ジョー・バイデン wiki >>)
***
これを書いている今日、 バイデンさんは 2024年の大統領選への再出馬の意向、、 だとか。。 『ホープ・ネバー・ダイ』の小説のなかでさえ 自分の年齢や体力を案じて 2020年の大統領選への出馬をどうしようかと思い悩む姿がありましたが、、 (これを書いていた著者さんさえ 本当に最高齢の大統領になってしまって しかも2期目もめざすなどとは考えていなかったのでは…?)
今もなお、 (少し腰が屈み始めた)バラク・オバマさんと二人で党大会の先頭に立ち、 決して後に引けない想いで合衆国の民主政治を一身に背負って立たねばならないバイデンさんは やっぱり気の毒に思えてしまいます。。 笑うなどもってのほかです。。 だからこそいっぱい笑えるうちに続編の『HOPE RISE AGAIN』が読みたいです。。 こちらの編集者さんの「小説丸」で書かれている続編の書影を読んだら やっぱり可笑しくて、、(小説丸 編集者コラム>>)
バラク&バイデンお二人が登場するという以外にも、 ハードボイルドアクション小説としても十分に読み応えある面白い作品ですので 是非。。
、、 あれから 毎日の朝ごはんの準備で冷凍ブロッコリーを手にするたびに バイデンさんのことを思い出しています 笑。。 (理由は本書で…)
『ホープ・ネバー・ダイ』アンドリュー・シェーファー著 加藤輝美・訳 小学館文庫 2021年
この表紙、 アメリカ本国での本の表紙と一緒だそうですが、 これが全てを語ってくれてます。 この絵見て、、 右下の人 「誰?」って言う人には向かない小説です…笑 、、まるでお抱え運転手のような地味な扱いのこの方こそ 小説の主人公です。 すっくと立って目立っている人のほうではありません、 あくまで。。
ジョー・バイデンさんとバラク・オバマ氏おふたりがフィクションの中で大活躍するハードボイルドアクションコメディ、、(コメディでいいんですよね…? 笑っていいんですよね…?)
この本読んだのは今夏のことでしたが、 感想をUPしようかという頃 政界を揺るがす事件が起きてしまったり、 米国では大統領の健康問題を懸念する報道などあったりで 書く機会を逸してしまいました。
物語の時代はトランプ政権が始まってしばらくした頃のこと。。(でもトランプ氏はこの小説には全く出てきません)
オバマ政権での副大統領職という大任を終えられたジョー・バイデンさんは ウィルミントン郊外の自宅で奥さまのジルと二人、 のんびりと しかしどこか心浮かない日々を過ごしていた… どうして浮かないかと言うと、 退任してもなおバラクのほうはメディアの注目を集め 自由を満喫しまくっているようだ、、 なのに 自分にはひと言も連絡をくれない、、 あんなに二人で頑張ってきた日々だったのに、、 ちょっとくらい誘ってくれてもいいではないか、、 悶々… というバイデンさんの物語の始まりです 笑。
この冒頭の描写からしてもそうなのですが、 どこかバイデンさんには(気の毒な…)というイメージが付きまとってしまいます。。(ゴメンなさい…) 大統領となられた現在でも、 ヘリコプターから降り立って必ず数歩 小走りして見せる姿とか、、 ほんとうに眩しいのかもしれないけどレイバンのグラスでタフさをアピールしている姿とか、、 失礼と思いつつ気の毒に思えて(つい笑って)しまうのです…
そんな(気の毒な)バイデンさんのイメージをそのままに、、 前副大統領ジョーと前大統領バラクとがコンビを組んで、 秘密裏に(?)殺人事件の真相を追っていく。。
もう バラクとバイデンさんとの比較対照が可笑しくってたまらないのです。。 この著者さんは心から前大統領と前副大統領を愛しているのはわかります、、 けど 誰もが思っているバイデンさんのイメージ、、 ご老体に鞭打って とか ついつい思った事をポロっと口にしてしまう とか 思い違いとか記憶違いとか、、 ひたすら(気の毒…)笑
それに対してバラクは超スマートで頭脳明晰 なんでもたちどころに理解して 出会った人も一瞬でバラクの弁舌に魅了されてしまう… だからこそ頑張るバイデンさんが気の毒で可笑しくて、、
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いろいろ日本とは違うところも知りました。。 アメリカでは大統領退任後 SPはいつまで付くのか、 副大統領に対してはどうなのか、 とか。。 合衆国大統領という存在はほんとうに偉大なのだな とも思います。
この物語では バイデンさんとアメリカの国鉄のようなアムトラック鉄道とのつながりが下敷きになっていて、、 「アムトラックジョー」との異名をもつほど バイデンさんは上院議員時代に毎日ワシントンと地元デラウェアのウィルミントンとをアムトラックに乗って通勤していたそうなのですが、、
その理由を(小説では出てこなかったと思います) ウィキで知って胸が痛くなってしまいました。。 (ジョー・バイデン wiki >>)
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これを書いている今日、 バイデンさんは 2024年の大統領選への再出馬の意向、、 だとか。。 『ホープ・ネバー・ダイ』の小説のなかでさえ 自分の年齢や体力を案じて 2020年の大統領選への出馬をどうしようかと思い悩む姿がありましたが、、 (これを書いていた著者さんさえ 本当に最高齢の大統領になってしまって しかも2期目もめざすなどとは考えていなかったのでは…?)
今もなお、 (少し腰が屈み始めた)バラク・オバマさんと二人で党大会の先頭に立ち、 決して後に引けない想いで合衆国の民主政治を一身に背負って立たねばならないバイデンさんは やっぱり気の毒に思えてしまいます。。 笑うなどもってのほかです。。 だからこそいっぱい笑えるうちに続編の『HOPE RISE AGAIN』が読みたいです。。 こちらの編集者さんの「小説丸」で書かれている続編の書影を読んだら やっぱり可笑しくて、、(小説丸 編集者コラム>>)
バラク&バイデンお二人が登場するという以外にも、 ハードボイルドアクション小説としても十分に読み応えある面白い作品ですので 是非。。
、、 あれから 毎日の朝ごはんの準備で冷凍ブロッコリーを手にするたびに バイデンさんのことを思い出しています 笑。。 (理由は本書で…)