星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

Bob Dylan and his band @Zepp Tokyo Mar.28,2010 ①

2010-03-30 | LIVEにまつわるあれこれ
25日分のレポがまだ 最初しかUPしてないけど、、 ボブ・ディラン and his band 28(日)の追加公演に行けました~。。。
 
それまでの日々それぞれも素晴らしい瞬間満載でしたけど、 トータルとしてそれが吹っ飛ぶくらい、 私が見た中ではバンドの状態が最高に思えた晩でした。

この日 私が行くのは不可能と諦めていたけど、、 とにかく公演があと残り2日となって いてもたってもいられない。。 ウチからZeppは見えないけど、 お台場は見える、、、 こんなこんな近くにいるのに。。。 ウドーさんに前日電話したら当日券も出るとのこと。。 行かなきゃきっと一生後悔する。 、、、でも、 ほんとにミラクルのようにいろんな事が味方してくれました。 お仕事を1時間半抜け出して当日券の列に並び、、 チケットを手にしたらまたお台場を後にして、、、 再びお台場に着いたのは開演の10分前。 これもミラクル。 公演半分見れなくても仕方ないと思ってたから、、、 

会場に滑り込んだ瞬間、 係の方がドアを閉めました。 ボブの好きな御香の香りがただよってる、、、

 ***

この日の音源は すでに動画サイトで聴けるので、 ほんとは私のレポなんかどうでもいいんです。 、、けど、 自分が記憶をとどめておきたいのと、 それにこの晩は、 チャーリー・セクストンのギターの調子と ギターの選択と 曲との相性とが、 見た中ではベストと思えたので、 ちょっと思い出せる事だけ書いておこう。。。 (SONY特設サイトの菅野ヘッケルさんのレポ>>を見ながら思い出してみました。 以下のチャーリーの使用ギターについては、記憶が間違ってるかもしれません、、、ご容赦を) 

1.Gonna Change My Way Of Thinking
 チャーリー、 黒のエピフォンカジノ。 いきなりみんないい音でガツンときます。 すごぉ~い! なんか今日はのっけから凄い! とはしゃぐ。 ボブのこの張りのある声。

2.Love Minus Zero/No Limit
 私には聴き覚えのない曲だったけれど、 ボブの声が優しかった。 もう一度聴きたい。。。 チャーリーのギターは黒のテレキャスだったと思う。

3.I'll Be Your Baby Tonight
 ボブはストラトキャスター。 チャーリーは(たぶん)黒のテレキャスター。 ボブ、ソロを弾く弾く。 やっぱり私はボブがエレキを持っているとときめきます。 21日にも見たけど、チャーリーとのツーショットが嬉しい。 後半のソロで、 ボブがひとりでリードを弾いてて、 隣でチャーリーがじっと見ながらちょこちょこ合わせてた時、 ボブが(なんかやれ)、というように顎をくいっとチャーリーに向けたら すかさずチャーリーが ポンポーンと弦を叩いて、 そのあとふたりでユニゾンみたいに弾きつつエンディング。 楽しい!

4.Simple Twist Of Fate
 ドニーさんのペダルスティールが綺麗。 この甘くせつないメロディ。。。 胸が熱くなる。。。 チャーリーは、 白に黒いピックガードの ちょっとムスタングに似た形のギター、、これだけが何てギターかわかりません。。。 少しくぐもった甘いトーンの音を出します。 ボブのキーボードのフレーズを取り入れながら弾いてます。

5.Tweedle Dee & Tweedle Dum
 スチュさんとの掛け合いが楽しい曲。 先のタララタララ・・・がスチュさん。 次に追いかけるのがチャーリー。 ギターは先日書いたチャーリーお気に入りのJames Trussart のカスタムギター。 この時はレスポール形状の Steel Topだったような気がする。。 スチュさんの後を、 テケテケテケ、、とやってみたり、 ジャッズチャッ!と変えてみたり、、 聴き返してみても最高デス。

 ギターのことで言えば、 グレーの鉄板ボディが特徴のJames Trussart のカスタムギター、、、チャーリーがよく使うお気に入りのはずなんだけど、 ディランツアーではこのギターにとても苦しめられた感じ。 23日にも、 25日にも、 これを使いかけてはうまくいかずにペダルを何度も踏み変えたり、 ワンコーラス弾いて別のギターに取り替えてみたり、、、 だから 25日の日記で、 「ねぇ、ストラトもいいかもよ、、、」と思ったのは、 Jamesに余りにも苦しんでるように見えたから。。。 私には何がどうなのかはさっぱりなんですけど、、 お天気とか関係あるの・・・??? 

 それでもJamesのギター、好きなんでしょうね。 28日も、ここから後半は、 スローな曲を除いてはほぼJamesを使ってたようです。 しかし今日は調子良かった。 ここから鉄板サウンド炸裂です。

6.Shelter From The Storm
 チャーリーはJames Trussart のテレキャス形状の Steelcaster(だと思う)。 このギター、 ボディ前面の上の方に何本か刻みが入っているように見えて、 それがただの模様なのか、 シンラインのようなホロウの役割をしてるのかよくわかりません。 でもSteelcasterはホロウボディだそうで、 鉄板の硬さに加えて、反響のトーン、 ホロウボディの奥行き、、、 なんか スライドを使っていないのに、 スライドを使った時の金属っぽさ、、みたいなのが感じられる音です。 いいソロ弾いてます。

7.Summer Days
 チャーリーたぶん同じSteelcaster。 ボブのキーボと ジョージさんのドラムの変化が楽しい。 ボブのリズムに合わせて軽快に合わせていたチャーリーが、 ボブのキーボードがふいに3連符に変わった時、 (おっと そう来ますか)、、ってちょっとおどけた身振りをして、 キャーン!と指をスライドさせて応じます。 音源でもわかります、これ。

8.Workingman's Blues #2
 スチュさんのアコースティックのイントロ 聴いた瞬間、、 うっわぁ、、、 と。。。
、、 本当に聴きたかったこれ。 「モダンタイムス」で1曲だけ選ぶならコレ、、と思っていた曲です。 単調な曲だし、 歌詞がわからないと伝わりにくい歌だから、 日本ではやってくれないかな、、とも思ったけど、、 良かった、、、 来てよかった 今日。。。 
 ボブの歌に どんどん 涙がこみ上げてくる。。。 
 ボブの 詩を詠いあげる能力って なんて素晴らしいんだろう、って思う。 ワーキンメィーーーン ブルゥッ、、、 って放り投げるような言葉が、 放り投げてるみたいなのに 優しくて、、。。 この音源聴きながら、 歌詞見てると 再度ボロボロ泣けてきます。。。 ありがとう、 ボブ。 ハーモニカの間奏も素晴らしいです。

 チャーリーは左サイドに引っ込んで、スチュさんのそばでストラトを弾いていました。

つづく、、、