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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

50代の思い・・・

2002-03-22 | インポート
ある雑誌から「新しい企画について意見を聞かせて欲しい」と依頼があり、「好奇心旺盛」な私は行ってきました!
集まった人達は5人。全員50代後半ですが、これは意図してです。(雑誌のターゲットはこの年代ですから)

私達の年齢は、子育ても終わり、何か新しい生きがいを見つけたいと願っています。
しかし、現実には、舅、姑、あるいは自分の両親の介護という現実に、時間をさかなければならない人も多いのです。

今回のメンバーの中でも二人は、現在姑のお世話をしています。
そのうちの一人の方は、自営業ですが、今のご時世、やっぱり大変で、保険を解約したりして何とかやりくりしてますっておっしゃってました。

私ともう一人の方は、すでに姑のお世話をし、天国へ見送った経験者です。
その方は、経験を生かしたいと、資格をとりヘルパーをなさっているところが私と違うところです。

残る一人の方は、2年程前、ご主人を亡くされ、続けていたお仕事もリストラにあってしまい、新しい仕事を探している最中だそうです。

そんな日々の中でも、この雑誌に「何か」を期待し、購読を続けている5人なのです。

「新しい企画」として出されたものは、何も目新しいものではありませんでした。
あちこちの雑誌ですでに取り上げているものであったり、インターネットですぐに取り出せる情報であったり、と・・・
今や50代の主婦であっても、パソコンという強力な武器を上手に使いながら、生活しているのです。

大手の出版社なのに、編集者の認識不足を感じました。
この1年間の雑誌の内容についても、日頃、アンケートや、投稿でいろいろ意見を出しているのに、ちっとも改善されないことへの、不満がたくさん出ました。
たまたま、この5人が同じ考えだったことが、偶然ではないと思いました。
多くの読者が感じていることなのでしょう。

私達の思いはいっしょでした。
「読者が企画を提案できる場が欲しい・記事になりそうな企画へのサポート体制を整えて、読者が参加できるものが欲しい」ということです。

長い間、家族のために使ってきた時間を、これからは自分のために使いたい、社会と繋がるような生き方をしてみたいと、思い始めている50代後半の女性なのです。
趣味やお稽古事だけでなく、クリエイティブな人生を送りたいと願っているのです。
そんなキッカケになるといいなと思って参加した5人だったことが分かり、意気統合しました。

終わった後に、「もう少しお話ししたいわね」ということになったのですが、「姑が待っているので」「夕食の仕度が」・・・と「やっぱり呪縛からのがれられないわね」と笑って分かれました。
幸い5人ともメールアドレスを持っていますので、「何か」を探すためにこれからは、メールでの情報交換をしましょうと約束をしてきました。
楽しみです!