兄の方がしきりと弟を守ると言い張るのだが、戦闘になったら自分の身を守るのだって難しいだろうに、そんな余裕などあるのだろうか。長幼を重んじる儒教的感覚ということなのか? しかも特に訓練を受けたわけでもないだろうにやたらと強くて、手柄をたてて勲章をもらって弟を内地に返そうとするのだから、そんなにうまくいくと考えるのも、さらにそれを実行してしまうのも、フシギ。
だんだんおかしくなって捕虜を虐待したり突然北朝鮮に亡命したりするあたりも、納得できるようには描けていない。アカ狩りをする部隊が現れて義姉を捕まえて処刑しようとするあたりも、ずいぶん唐突な展開。「プライベート・ライアン」ばりの戦闘描写もあんまり長々と続くので飽きてくる。全般にリアルというより劇画調。
(☆☆☆★)
だんだんおかしくなって捕虜を虐待したり突然北朝鮮に亡命したりするあたりも、納得できるようには描けていない。アカ狩りをする部隊が現れて義姉を捕まえて処刑しようとするあたりも、ずいぶん唐突な展開。「プライベート・ライアン」ばりの戦闘描写もあんまり長々と続くので飽きてくる。全般にリアルというより劇画調。
(☆☆☆★)