prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「シティ・オブ・ゴッド」

2004年07月21日 | 映画
こういうスラムの凄まじい実態を描く映画というのは、いかに映画を通して“真に迫る”かを競うことが多いのだが、これは妙な言い方だが映画そのものを見せている感じが強い。アパートでずうっと同じアングルから時間だけとばして画面を重ねていく場面やストロボを生かした殺し場をはじめ、映像+音の処理もシーンの構成もすこぶるスタイリッシュで、描かれている出来事の凄まじさの割に印象がライト。

語り手の青年がもともと写真好きで、あまりに危なくて“現実”から目をそらし続けていたのが、カメラを通すことで初めて“現実”にコミットできるようになるのと対応しているよう。

スラムといっても、前半に出てくるアパート群など変に小奇麗で、ブラジルで首都ブラジリアを人工的に作ったら荒廃してしまったミニチュア版みたい。
ワルがキャンディでも配るようにピストルを子供に配るのに唖然とする。
(☆☆☆★★)

観測史上最高

2004年07月21日 | Weblog
暑いの暑くないのって。ただ、湿度が低いのが救い。
思わずうなぎを食べる。

携帯についているカメラが100万画素なので、新しくSDメモリカードとカードリーダーを買って来て撮った写真をパソコンに取り込んでみると、これまで使っていたデジカメと画質変わらないのでびっくり。写メールでは情報量がずいぶんはねられてしまう。