prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ポーラー・エクスプレス」

2004年12月20日 | 映画
大体、北極号なんて現実にありえない列車に乗っていくのにまだサンタを信じるかどうかなんて言っているなんて、バカではないか。サンタを信じるかどうかが夢や想像力をなくさないでいられるかの決め手みたいな押し付けがましい描き方。
白けるといえば、主人公が人が望みも頼みもしないことを勝手にやってトラブルを起こし、それをまた善意のホーボーに助けてもらうというパターンが繰り返される。これまた善意の押し付けの連鎖。そんな押し付けに反発する方が健全だし、子供らしくもあると思う。

モーションキャプチャーというのか、人間の生の動きを取り込んでキャラクターデザインも人間の姿を写したCGなのだが、なんだか動くロウ人形の館に放り込まれたみたいで気色悪い。
重力の感覚が薄れるもので、ダンスシーンや列車から落ちそうになるシーンが不自然。

撮影監督directed of photography byというタイトルが出るが、photographって実写映像は表にはまったく出ないのに何をしたのだろう。
トム・ハンクスほかキャストが数役を演じ分けているが、表に出ているのがCGなのだから変身の楽しみは薄い。

昔「サンタクロース」という映画があってクリスマスイブを過ぎたらがたっと客足が落ちたというが、これはその前から落ちている感じ。今年いっぱいの上映で、来年元旦からは「カンフーハッスル」になるという異例の編成。
(☆☆★★★)


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物足りず

2004年12月20日 | Weblog
NHKがまた長々とした釈明番組をやる。
だからぁ、そういう番組だって視聴料で作ってるわけでしょ。しかも一番非難を浴びているエビジョンイル会長がまた出て来てまた辞めないとのたまう。わかってませんね。

gooのアドバンスサービスを始めてみる。
アクセス解析ができるのはいいが、どこのページにアクセスしているのかいちいちアドレスをクリックしてみないとわからない、ブックマークしてくれている人がいるのかどうかわからない、検索ワードの下位(多いんだ、これが)がわからない、と色々と不満あり。今はお試し期間だからまだしもだが、それ過ぎて使うかどうか。

山種美術館に行くつもりで日比谷に行ってしまう。出光美術館と間違えたのだ。ボケてるな、夏でもないのに。