prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「アビエイター」

2005年04月16日 | 映画
なんだ、結構おもしろいじゃない。

まず、感心したのはキャサリン・ヘップバーン役のケイト・ブランシェット。
演出も、実家のシーンで召使が何だかやっているのを(贅沢をいうなら、何をしているのか、わかるよう演出していれば、もっとよかった)ずうっとフレームに入れているなど、まことにコマかい。育ちのよさがよく出た。ヒューズに対して色々気を使っているあたりの人間性の表現も、さすが。本家の“動き”の美しさまではコピーしきれなかったが。

ディカプリオとしては、強迫神経症の演技を見せたかったのかもしれないが、ちょっとこれ見よがしすぎ。
ディテールは充実しているのだか、全体像が、よくわからない。
(☆☆☆★★)



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