じっくりしたテンポで、細かいところで省略をきかせながら小出しに描写を進めていくタッチで、緊張感が続く。ずらり揃った役者のさばき方といい、ソフィア・ローレンとカルロ・ポンティの息子だという監督の出自のよさを思わせる。
マルカム・マクドウェル(年とったなあ)が不良少年グループに襲われるシーンは、「時計じかけのオレンジ」の楽屋落ちみたいなのだが、観客と馴れ合った雰囲気ではない。
3人の女性の家庭のエピソードが平行して絡むことなく描かれていき、どこでクロスするのか割と早くわかってしまうのはちょっとわかりすぎの観もあるが、キマッた感じは出る。
厳しいムードの話が展開していき、登場人物はみな辛そうな顔をしていて、「微笑み」って感じではないなと思っていたら、ラストでこの邦題をつけた意味がわかる。
(☆☆☆★★)
微笑みに出逢う街角 - Amazon
マルカム・マクドウェル(年とったなあ)が不良少年グループに襲われるシーンは、「時計じかけのオレンジ」の楽屋落ちみたいなのだが、観客と馴れ合った雰囲気ではない。
3人の女性の家庭のエピソードが平行して絡むことなく描かれていき、どこでクロスするのか割と早くわかってしまうのはちょっとわかりすぎの観もあるが、キマッた感じは出る。
厳しいムードの話が展開していき、登場人物はみな辛そうな顔をしていて、「微笑み」って感じではないなと思っていたら、ラストでこの邦題をつけた意味がわかる。
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