prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「阿修羅城の瞳」

2005年04月27日 | 映画
歌舞伎とそれ以前のの世界、鬼や阿修羅といった俗流仏教世界、剣と魔法のファンタジーなどのごった混ぜ世界。
日本映画ではチャチになりがちなセットや衣装・VFXなど、かなり充実している。
染五郎のメリハリの効いた台詞と立回り、宮沢りえの風情、ともによし。他、役者がそれぞれ生きている。
ただ、およそ現実離れしていて見ていて普通に共鳴したり共感したりする部分が全然ないので、あれよあれよと目の前を通り過ぎるものを見ておしまいという感じ。
(☆☆☆)



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