テリー・ギリアム作品とすると、「バロン」のように作り話の中に作者が入り込んでしまう作り。ただ、あれほどひねりすぎていないのは、さすがに製作中止がやたらに続いたから、いくらか一般向けにしたか。もともとシナリオが別口で先行していたせいも大きいだろう。
美術・撮影の造型美のレベルは高いが、「ブラジル」あたりほど圧倒的ではない。
実際のグリム兄弟は元の民間伝承を相当小市民的にアレンジしているらしいが、ここでは詐欺師すれすれを通り越したキャラクターになっているのが皮肉。
第2班監督がミケーレ・ソアビ(「アクエリアス」の監督)。衣装のプリント柄もなぜかギリアムがクレジットされている。
写真は、映画で使われた衣装。
(☆☆☆)
ブラザーズ・グリム - Amazon
美術・撮影の造型美のレベルは高いが、「ブラジル」あたりほど圧倒的ではない。
実際のグリム兄弟は元の民間伝承を相当小市民的にアレンジしているらしいが、ここでは詐欺師すれすれを通り越したキャラクターになっているのが皮肉。
第2班監督がミケーレ・ソアビ(「アクエリアス」の監督)。衣装のプリント柄もなぜかギリアムがクレジットされている。
写真は、映画で使われた衣装。
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