「死者の花嫁」(題名だけだとエド・ウッドみたい)が、ブキミな一方で悲しみと詩情をたたえているのがティム・バートンらしい。骸骨の犬は「フランケンウィニー」を、ヴィクターとヴィクトリアという名前は「ヴィンセント」をと、それぞれバートンの習作短編を思わせる。
ミュージカル・シーンの骸骨の踊りや音楽演奏というのは、短編時代のディズニーでもやっていたアニメの得意技みたいなもの。現世がモノクロ調で死後の世界がカラフルというのが、普通と逆で面白い。
死人の花嫁のベールがはためく(針金が入れてあるらしい)アニメートの詩情。
人形アニメだけでなくてCGとの組み合わせ方も巧妙。特にラストシーンは美しい。
ラスト近く、展開がばたばた気味になり、ワルモノがやっつけられる詰めが甘いのは残念。死者たちが現世にぞろぞろ現れて、生きていた時に関わりがあった生者と再会するシーンなど、もっと盛り上がっていいところ。ちらっとだけ「風と共に去りぬ」のタラのテーマを使っているのが、贅沢。
(☆☆☆★★)
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ミュージカル・シーンの骸骨の踊りや音楽演奏というのは、短編時代のディズニーでもやっていたアニメの得意技みたいなもの。現世がモノクロ調で死後の世界がカラフルというのが、普通と逆で面白い。
死人の花嫁のベールがはためく(針金が入れてあるらしい)アニメートの詩情。
人形アニメだけでなくてCGとの組み合わせ方も巧妙。特にラストシーンは美しい。
ラスト近く、展開がばたばた気味になり、ワルモノがやっつけられる詰めが甘いのは残念。死者たちが現世にぞろぞろ現れて、生きていた時に関わりがあった生者と再会するシーンなど、もっと盛り上がっていいところ。ちらっとだけ「風と共に去りぬ」のタラのテーマを使っているのが、贅沢。
(☆☆☆★★)
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